先月訪れた新島々では、夕方になると仕事を終えた車両が一斉に山から下りてくるため、時間帯によっては釣りでいうところの“入れ食い”の状態になり、撮るのが追い付かないほどです(^^;

そんな中で、今年アルピコ交通に導入された貸切車の新車も何台か撮ることができました。昨年、いすゞガーラHDが3台(松本2台、長野1台)が導入されましたが、今年はそれをはるかに上回る台数の新車が登場しています(^^)
本日の記事では、このうち松本地区に導入されたいすゞガーラHDを紹介いたします。





13704号車(松本200か・882) 新ルールにより、2013年登録の「13」と、貸切車を表わす700番台の昨年からの続番「704」の組合せによって、新社番が振られています。リアガラスは、ガーラ特有の左右分割型のリアガラスになっています。





13706号車(松本200か・884) 上高地輸送の応援の帰りであるためか、「回送」の補助サボ、「乗合」「路線バス」と表記されたステッカーが掲出されたままになっています(^^;

なお、松本地区に導入されたいすゞガーラHDは、このほか13705号車(松本200か・883)もあり、計3台が活躍しています。


(※ 画像は新島々営業所及び新島々バスターミナルの歩道附近から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバスターミナル付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)


本日は先月新島々駅前で記録した画像からネタを見繕ってみました(^^;

最繁忙期を迎えた上高地輸送に、空いている貸切車が続々と投入されている旨は8月26日(月)の記事でさらっと触れましたが、その中でちょっと気になった車両がいました。



▲ 夕方、山から下りてきた13207号車(右)の傍らを駆け抜ける25087号車(松本200か・496)。フロントガラス上部中央には定期運行の路線バスであることを示す「○定」のステッカーが貼られています。



▲ 新島々駅前には停車することなく通り過ぎて行った25087号車。山での乗客案内を担うスタッフは乗っていなかったということでしょうか。ちなみに乗客も乗っていないように見受けられたため、松本営業所への「回送」ではないかと思われます。



▲ 社番の脇の表記に注目! 「貸切」の文字の上から「乗合」の文字が貼付されています。


ほぼ同じ時間に数台の貸切車(新型セレガ・ガーラのSHD車)が連なって通り過ぎていきましたが、他は「○定」の表示も「乗合」の表記もなく、一般的な「貸切」仕様のままでした。なぜこの1台だけ「乗合」仕様になっていたのでしょうか?? 上高地輸送の一時的な応援なら、そこまで表示を徹底しなくてもいいような気がするのですが、何か定期バス(松本~高山線とか?)の運用に就かせる都合があったのでしょうか。ふと気になった次第です(^^;


(※ 画像は新島々バスターミナル(松本方面行バス停附近)の歩道部分から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバスターミナル付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)



「~(その5)」から1か月以上間が空いてしまいましたが…(^^; 本日はまだ紹介していない東京営業所の所属車両を紹介いたします。

なお、厳密には東京営業所の担当便ではなく、松本営業所担当の運用なのですが、続行便に東京営業所の車両がくっ付いているのを記録した時の画像ですので、一連のシリーズとしてしまいました(^^;;;





▲ 松本電鉄バスの高速車両として活躍した10497号車(松本200か・452)が、昨年11月の東京営業所開設時に転属し、05063号車(練馬200か26-87)に改番・登録変更されています。





▲ 新宿2020発、5939便の2号車に使われる05063号車。1号車にはSクラスシート装備の12004号車(松本200か・847)が充当されていました(4枚目の画像の左端に見切れているのが12004号車です(^^;)。


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▲ 松本電鉄バス10497号車時代の画像です。基本的には県外への高速路線用の車両ですが、時折り松本~長野線にも使われており、長野市内でも見ることができました。公式側社番下のサビ、非公式側社番の外板補修跡が東京転属後もそのまま残っています(^^;


1990(平成2)年から製造が始まった日野セレガは、アルピコグループでは製造当初の1990年式からモデルチェンジを重ねた現行仕様に至るまで導入が続けられている多数派の車種の一つですが、とりわけ“フルデッカー”と呼ばれるセレガFDは、川中島バス系列の事業者を中心に導入されてきました。
(アルピコグループ最初のセレガFDは、上越観光バスに1990年に導入された60910・60911号車(長岡22あ・910、同911)(後のアルピコハイランドバス20401・20402号車)であると思われます。グループの中心である松本電鉄バス系列の事業者においては、当時はまだ改良前の釜トンネルを抱えていたこともあり、車高制限からFDではなく“スーパーミドルデッカー”と呼ばれるFS(FDに比べて95mm車高が低い。)の導入に積極的でした。)

そのセレガFDですが、経年に伴う淘汰が進み、セレガRにマイナーチェンジされる前の世代としては、今回の記事で紹介する42092号車と今年大町or白馬営業所に転じた42090号車及び42174号車の3台が残るのみとなっているようです。

この42092号車は、現在長野ナンバーのまま残るセレガFD最後の1台となっているようで、高速バス・長野~松本線や特急バス・長野~大町・白馬線などを中心に活躍する姿が見られます。





▲ 長野駅東口に乗り入れる特急バスに使われる42092号車。一時期「エコール・ド・まつしろ号」として活躍したことがある関係で、貸切車として導入されたU-代のセレガFDとしては、他の仲間より遅い2010年春ころに路線(高速)転用改造を受けました。


ちなみに、現在残る3台のセレガFDはそれぞれ表情が異なり、
42090号車=フロントの行先表示器が行灯部分に設置された方向幕を使用
42092号車=行先表示器はフロントガラス右上部に設置されたLEDを使用、表示は日本語のみ
42174号車=行先表示器はフロントガラス中央上部に設置されたLEDを使用、表示は英文併記
となっています。



いつも「(仮)長野のバスかんさつにっき」をご覧くださいましてありがとうございます。
2009(平成21)年の8月27日から綴り始めたこのブログは、今日で4周年を迎えることができました\(^o^)/
完全に自己満足の世界で書いているブログですが、ここまで続けることができましたのも、たくさんの読者の皆さまの支えがあったからだと思います。本当にありがとうございます。

これまで書き連ねた記事は1,500件弱(このところかなり乱れがちですが、一応1日平均1件以上のペースは記事をお届けしております(^^;)、皆さまがご覧になった数(PV=ページビュー)は約85万件となっております。
これは4年間トータルの平均で、1日あたり約580PVということになりますが、3周年の時はトータルでだいたい55万件、500PV/日と紹介しておりますので、この1年で飛躍的にご覧になる方が増えていることになります。
(もっというと、(2周年の時はデータがないのですが)最初の1年では約12万件、320PV/日ですから、年々増加しております(^^;)

今後も、これまでと大きくスタンスを変えることなく、日ごろのバスウォッチなどで得たネタを中心に、時々は鉄道ネタも交えながらお届けして参りたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m


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画像がないのも寂しいので、「4周年」に因んで本日はこちらの車両を紹介いたします。





▲ 川中島バス40004号車。1999(平成11)年から2009(平成21)年にかけて、金井山線(2006年4月までは[22]系統、それ以降は[48]系統)を中心に活躍した日野レインボー(P-RJ172BA、1987年式、元尼崎市交通局)です。登場時は方向幕の周りが淡緑色で、在来車から使い回された白地の方向幕を装備しているのが特徴的でした。


(上:2000年7月、川中島バス長野南営業所(当時)にて 下:2007年6月、川中島バス本社営業所(当時)にて、それぞれ許可をいただいた上で撮影させていただいたものです。)


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それでは改めまして、5年目に突入する「(仮)長野のバスかんさつにっき」をどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m


2013年盛夏-夏山のハイシーズンを迎え、新島々営業所の上高地輸送がピークに達すると、路線車も貸切車も空いている車両は総動員!といった雰囲気で対応する姿が見られます。この時期、団体輸送も敢えてひと休みにしているのか、“アルピコハイランドバス”ブランドの貸切車も多くの車両が山へと送り込まれていました。

夕方-太陽が山の端に沈む頃になると、続々と仕事を終えた車両が山から下りてきます。松本営業所からの応援車両は、車掌の役割を担うスタッフを降ろすため、新島々営業所で小休止します。偶然、面白い並び方をしたシーンがありましたので、カメラに収めてみました(^^;



▲ 左から、スーパーハイデッカーのセレガR GJ・22061号車、ハイデッカーの新型セレガ・13711号車、スーパーミドルデッカーのセレガR HIMR・10373号車と、3台が“背の高い順”に並びました(^^;


上高地輸送のネックとなっていた釜トンネルが改修されて以来、車両の高さ制限が大幅に緩和されたため、スーパーハイデッカーでも入線できるようになり、このようなシーンが当たり前に見られるようになりましたが、逆にかつて存在していた“上高地仕様”の低車高・短軸距の車両が見られなくなり、上高地への道路の“特殊性”が薄らいだように思われます(^^;

ちなみに上の画像の真ん中に映っている13711号車(松本200か・890)は、今年新車で導入された貸切車の1台です。こちらについてもまた日を改めて紹介したいと思います。


(※ 画像は新島々バスターミナル(松本方面行バス停附近)の歩道部分から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバスターミナル付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)


毎年4月から11月の間、長野~上高地間で運行される季節路線の高速バス「せせらぎ号」
上高地地区の環境への負荷に配慮し、基本的には低公害車両が用いられ、今年からはセレガR HIMRの04280号車がその任に当たっていますが、その検査時等には一般車両により運行される姿を見ることができます。



▲ 山から下りてきた「せせらぎ号」97180号車。夏の夕日を背に受け、新島々駅前を通過します。



▲ 混雑する国道158号を挟むように設けられた新島々バスターミナルと営業所。右折に難儀するバスに道を譲りながら、長野道松本インターを目指します。


(※ 画像は新島々バスターミナルの歩道部分から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバスターミナル付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)



先日、上高地発新宿行きの「さわやか信州号」を撮影したところ、夏季の最繁忙期ということもあってか2台運行でした。
といっても、専用車両が何台もあるわけではありませんので、2号車に使われていたのは一般の高速バスの増車と同じく貸切車だったのですが、今まで見たことがない練馬ナンバーの車両でした。登録番号の数字から推測して、ごく最近また新たに東京営業所に転属した車両がいたようです。





「さわやか信州号」5806便の2号車に使用される21051号車。元松本営業所(アルピコハイランドバス)の貸切車です。東京営業所への転属に伴い、登録番号は「松本200か・160」から「練馬200か27-63」に変更されています。



▲ 1号車は7月4日の記事でも紹介した13102号車。2台配置の2台使用のフル稼働状態のようで、検査時等以外は連日連夜東京と上高地を往復しているようです(^^;


2台とも車窓には山歩きで疲れたお客さんが心地良さそうに休んでいる姿が沢山見られました(^^; 今まではここ新島々で重い荷物を持ってバスから降りて、時間まで並んで電車に乗り換えて…なんていう大変な作業が待っていましたが、今年は「さわやか信州号」が路線バス化されたことに伴い、こちらに切り替えた方も多いのではないでしょうか。


(※ 画像は新島々バスターミナル(松本方面行バス停附近)の歩道部分から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバスターミナル付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)



先日、40629号車による教習車を撮影することができました(^^)
一時期、教習車と言えば40551号車!というくらいよく、40551号車による教習車を見かけていましたが、最近の40551号車は一般の路線バスの運用に就くことの方が多いようですので、新たに40629号車にそのお鉢が回って来た(!?)のでしょうか。



▲ 篠ノ井駅前(東口)のバス乗り場に到着した40629号車による教習車。



▲ 研修中と思しき運転手さんが複数名乗車し、教官役の運転手さんから手ほどきを受けていました(^^;



▲ 実はこの教習車、私がJR篠ノ井線に乗って長野まで移動するまでの間に追い越してしまったようで、長野駅前で再び遭遇することができました(^^; [32]系統・運転免許センター篠ノ井線でも運転されていたのでしょうか??



今年のお盆期間(8月13日~16日)はすべて平日だったため、長野市内の路線バスの運行は土休日ダイヤを中心としつつも朝夕には通勤客向けの増発便が運行されていました。

その一つ、[34]系統・三本柳線では、朝に2本(三本柳小学校発市役所前行き、同発県庁前経由善光寺大門行き各1本)、夕方に2本(長野駅前発三本柳小学校行き2本)の増発便が運行されましたが、夕方の1本にはびんずる号用車両が充当されていました。



▲ 普段は見られない(と思われる(^^;)[34]系統・三本柳線の長野駅前発三本柳小学校行きに充当される“紫色のびんずる号”01564号車。普段の土休日ダイヤにおけるこの車両の夕方の入庫便は不明ですが、恐らく運用を変更してこの増発便のアルバイト運用に就かせていたものと思われます。


本日は簡単ですが、この辺で…


昨年、42088号車42089号車の相次ぐ引退により、フロントの行灯が方向幕に改造された川中島バスのセレガFD最後の一台となった42090号車。1995(平成7)年製という経年車でもあり、今年5月の車検切れを持っていよいよか…と思っていたところ、車検をパス、しかしサプライズはそれだけではありませんでした。何と松本ナンバーに登録変更され、大町or白馬の営業所へ転属したものと思われます(^^;
しかも、スクールや黒部線(扇沢線)、栂池線などのローカル運用だけではなく、相変わらず特急バスとして長野駅東口~扇沢/白馬乗鞍の各路線の運用にも就くからさらに驚きです。
この夏、松本ナンバー取得後の42090号車の特急バス運用を2回ほど記録することができましたので、本日はそちらを紹介いたします。



▲ 登録番号が「松本200か・910」に変更された42090号車。経年車のためか、新社番化は見送られたようで、車体の社番は旧の「42090」表示のままです。



▲ 大勢のお客さんを乗せて長野駅東口から白馬乗鞍へ向けて出発する42090号車。赤色の「特急」幕は白馬系統の表示です。


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▲ 高速バス・白馬発新宿行きの2号車が乗り場への入線待ちをしている間、脇を42090号車の扇沢駅行きが通り抜けていきます。初代セレガとセレガR、一瞬の顔合わせです。



▲ 信濃大町駅舎をバックにした42090号車緑色の「特急」幕は大町系統の表示です。



▲ 信濃大町駅を後にする42090号車。やや草臥れた車体に真新しいナンバープレートが目立ちます(^^; なお、公式側の社番が貼られたパネルは昨年末に引退した42089号車のもののようで、社番を上から貼り替えた後が相変わらず目立ちます(^^;


現在のところ、大町・白馬両方の特急バス運用に就いており、転属先が大町なのか白馬なのか明確ではありません。
しかし、大町営業所に在籍していた45620号車などが黒部線の運用に就く傍らで時々は長野~白馬線の運用に就くこともあったことを考えると、大町営業所所属の可能性の方が高いような気がします。
末永く…は難しいかもしれませんが、時々は長野駅東口で42090号車の晴れ姿を見られるのが楽しみです(^^;


先日、池袋~長野線にLions Expressカラーのいすゞガーラが使用されているのを目撃しました。
はじめは1643号車が再度(三たび?)練馬ナンバーに登録されたのだと思ったのですが、家に帰ってよくよく画像を確認してみると、1番違いの1644号車でした。



▲ 池袋行きとして長野駅前に姿を見せたレジェンドブルーの1644号車


この車両は、2011(平成23)年12月8日に運行が開始された、大宮・池袋・横浜~福岡間を結ぶ「Lions Express」用の車両として、1643号車と共にレジェンドブルーに塗り直され、西武観光バスに転属(⇒「大宮200か21-01」に登録変更)していましたが、本体の西武バスに戻って来たようです。





▲ 登録番号は、当初つけていた「練馬200か15-28」から大宮ナンバーを経て「練馬200か27-55」へと変更されています。ナンバーの数字から推測して、今年度になってから夏前くらいまでの間に変更されたものと思われます。



▲ 池袋へ向けて出発! お盆期間中とあって、運賃が最も高くなる(長野~池袋間で4,000円)時期ですが、その割には(!?)大盛況の乗車率のようでした(^^;


ちなみに、従来のライオンズカラーの車両も順次レジェンドブルーへの塗装変更が進められているようで、これまでにこのブログで紹介した車両を含めて以下の車両の変更を確認しています。
(すべて西武バスのみ、登録番号は最新のもの。)

1638号車(練馬200か15-00) 西工ネオロイヤルSD-2
1639号車(練馬200か15-01) 西工ネオロイヤルSD-2
1643号車(練馬200か26-48) ジェイ・バス
1644号車(練馬200か27-55) ジェイ・バス
1651号車(練馬200か16-88) 西工ネオロイヤルSD-2
1765号車(練馬200か17-82) ジェイ・バス
1766号車(練馬200か18-28) 西工ネオロイヤルSD-2


この他、2012年導入の1211・1212号車もレジェンドブルーの車体であるのを確認しています。
まだまだ多数派とは言え、旧ライオンズカラーの車両も今のうちにしっかりと記録しておいた方がいいかもしれませんね。



7月15日(月)の記事で、阪急バスの2893号車がアルピコ交通(川中島バス)に貸し出され、長野ナンバーに登録変更の上活躍していることを紹介しましたが、もう1台、同様の車両がいることを確認しました。



2893号車同様、長野ナンバーに登録変更され、アルピコ交通の社名標記が追加された2894号車元大阪200か18-54、PJ-MS86JP、2006年式、独立3列シート)。新しい登録番号は、「長野200か12-56」です。



▲ 阪急時代との相違点は、2893号車と全く同じであると思われます(「HANKYU」ロゴ及び「阪急バス」の社名標記の抹消(ただし、フロントのエンブレムはそのまま存置)、「アルピコ交通」の社名標記の追加)。


2893号車が昼行便での目撃、この2894号車が夜行便での目撃ですので、恐らく昼夜行それぞれに1台ずつ(計2台)が貸し出されているということだと思われます。



▲ ちなみに撮影した晩は、アルピコ交通の40458号車とのNエアロクイーン1同士の2台運行でした。


※ 7月15日(月)の記事でも同様のお願いをさせていただいたところですが、両社の公式サイトには今回の措置を取るに至った明確な理由は掲載されておらず、その詳細は「不明」であると判断するのが妥当であると思われます。利用者側から見れば、どちらの会社が運行するにせよ、毎日の時刻表どおりのバスの運行が確保されていれば特に問題になることではありませんし、此処で徒にその理由について憶測を書き連ねるのはこのブログの趣旨に反することですので、これ以上はその理由について踏み込まないことといたします。
(読者の皆さまにおかれましても、このことに関するコメントは避けていただきますようご配慮をお願いいたします。)



今夏、北アルプス山麓に新たな特急バス路線(季節運行)が開設されました。
7月13日(土)から8月25日(日)までの短期間ですが、アルペンルート玄関口の扇沢駅と白馬山麓の白馬コルチナを結ぶ路線で、「アルペンライナー」と名付けられ、期間中は毎日4往復が運行されています(うち1往復は大町温泉郷~白馬コルチナ間の運行)。
これまで、アルペンルートや大町温泉郷と白馬地区を行き来する場合、扇沢駅や大町温泉郷からいったん路線バス(黒部線(扇沢線))で信濃大町駅へ出て、JR大糸線で白馬駅へ、そこからさらに路線バス(栂池線)に乗り継ぐ(逆方向も同様)必要がありましたが、この「アルペンライナー」で直接結ばれることによって、時間的にも運賃面においても有利な移動手段が誕生したと言えそうです。

【例えば…】
アルペンルートで扇沢に下りてきた観光客が大町温泉郷に宿泊して、翌日に白馬方面へ行こうとした場合、
 大町温泉郷810(黒部線(扇沢線)路線バス)信濃大町駅830(510円)
 信濃大町836(大糸線快速※土休日のみ運転)白馬904(480円)
 白馬駅925(栂池線特急路線バス)白馬乗鞍955(630円)〔計1,620円〕
というのが従来のルートでしたが、今夏は
 大町温泉郷810(アルペンライナー)白馬乗鞍915〔1,300円〕
というルートが可能になります。
このケースで行けば、所要時間で40分早く、運賃で320円安く移動できることになります。


この路線に関しては、大町市・大町市観光協会・大町温泉郷の公式サイト等では新路線開設について紹介されているものの、アルピコ交通の公式サイトでは白馬大町地区の路線バスページにはいつの間にか掲載されていますが、それ以外特に告知やPRは行なわれていないようで、私も現地へ行って初めてこの路線の存在を知りました(信濃大町駅に設置されたパンフレットで)。


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先日、白馬町バス停(白馬営業所)付近で扇沢行き・白馬行きそれぞれの「アルペンライナー」を1本ずつ撮影することができました。



▲ 白馬コルチナ発扇沢駅行きの「アルペンライナー」は大町営業所のセレガGJ・40747号車


この「アルペンライナー」、側面に差さっているサボはともかく、フロントの行先表示板は特急バス長野~白馬線の表示の上から特急 白馬コルチナ ⇔ 扇沢とテープで貼り付けているようなものを使っています(^^; 側面窓から見る限り…利用者の姿は見えません。




▲ 大町温泉郷発白馬コルチナ行きの「アルペンライナー」は長野営業所のNエアロバス・96158号車



▲ 白馬町バス停では、道路(国道148号)上ではなく白馬営業所構内に乗り入れての停車となりました。



▲ 行先表示器のLEDには「特急 白馬コルチナ」が表示され、経由地を細かく表記したサボがフロントガラス内に掲げられています。



▲ こちらも乗客の姿が見えないまま白馬町バス停を発車していきました。国道148号を挟んだ向かいには、何やらここでは見慣れない路線車の姿が…!?



▲ 白馬町バス停に掲出されている案内。


なお、この路線には、「平成25年度 長野県 『地域発 元気づくり支援金』」が活用されているとのことで、大町・白馬地区の自治体や観光協会等が一体となって推し進める施策のように思われます。
また、個人的な感想として、もう少しこの「アルペンライナー」のPRをしっかりと行ない、観光客に旅行前に予めこの路線を行程に組み込んでもらえるようになったら、もっと利用客が延びるのではないかと考えたのですが、如何なものでしょうか。現地に来て初めてこの路線のことを知る…では、利用客が伸び悩むのも無理がないような…(^^;


※ 「アルペンライナー」の時刻や運賃等の詳細は、アルピコ交通公式サイトやパンフレット等をご覧くださるようお願いいたします。

(※ 画像は白馬営業所及び白馬町バス停附近の歩道部分・待合室前等から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバス停付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)



お盆期間中は、最繁忙期の一つということもあり、高速バスは長野~新宿線を中心に2台以上の運行となる便が今年もかなりあったようです。
記録した数は非常に少ないのですが、その中で2台運行の新宿行きを捉えたものがありましたので、本日はそれを紹介いたします。
特に目新しい光景ではないのですが…(^^;



▲ 長野駅前7番乗り場に集結する3台の高速バス。先頭は松本からの到着便の40973号車で、うしろ2台が新宿行きです。



▲ 1号車はふそうエアロエース・12009号車。アルピコ交通担当のプライムシート装備車です。





▲ 続く2号車はいすゞガーラSHDの40658号車です。内装が汎用的なのか、比較的シャトルバスや高速バスの続行便で姿を見かける車両の1台です。


昨年から3列シートのプライム車中心の運行に切り替えられた長野~新宿線は、1便当たりの座席定員が約4分の3に減少したことになり、今までより続行便を出す便が増えているのではないでしょうか。
なお、2012・2013年導入の貸切車を期待したのですが、残念ながら撮影には至りませんでした(^^;





2011(平成23)年暮れに登場し、一時は長野電鉄屋代線代替バス・屋代須坂線でも活躍したことがある1121号車に、パートラッピングが施されているのを確認しました。同車がラッピングバスになるのは初めてのことと思われます。





▲ 公式側の窓下にのみラッピング広告が入った1121号車。広告主は東京の私立大学で、長野での地方入試の実施をPRする内容となっています。



▲ リア~非公式側にはラッピング広告はありませんが、登場時に広告枠だけだった非公式側に和菓子メーカーの大きな広告が入れられています。


本日は簡単ですが、この辺で…





先日、長野駅構内の留置線に置いてある211系のダブルデッカーサロを光線状態の良い時に撮影し直そうと線路伝いに辿っていたところ、不意にE351系の回送列車が姿を現しました。

車両は松本電車区〔長モト〕のS24編成(←長野 クハE350-4+モハE350-4+モハE351-4+クハE351-4 松本→)で、長野から篠ノ井方面へと走っていきました。



▲ 長野駅を出発し、ゆっくりと速度を上げていくE351系S24編成単独での回送列車。松本(新宿)方の先頭車の連結器カバーが外されているのが普段と違う点でしょうか。



▲ かつては大糸線内への乗入れの際、貫通型の前面を先頭に本線上を走る姿を見ることができましたが、今ではこのような場面でしか見ることができなくなっています。


恐らく、長野総合車両センターから出場した車両の所属区までの復帰回送であると思われますが、8月10日(土)に山梨県内の中央本線で発生した踏切事故との関係があるのかもしれません。


新島々営業所における上高地・乗鞍方面への輸送の任を解かれ、今は松本営業所(松電本社)で松本市内の路線バスに使われている初期のブルーリボンHIMR。中には「○○へ バスという手もある!」のラッピング広告を纏い、自社の高速バスのPRを行なっている車両もいます。

先日、ハイシーズンの新島々駅前にその姿を見ることができました。
現在の新島々営業所の主力となっているセレガHIMRやハイブリッドだけでは、この時期の多客に対応しきれなくなったのでしょう。かつての古巣を拠点に、後輩たちと共に忙しく動き回るブルーリボンHIMRの表情は、少し誇らしげに見えました(^^;



▲ 乗鞍高原からのお客さんを乗せて新島々バスターミナルに到着したブルーリボンHIMR・10678号車「大阪へ、バスという 手もある!」のラッピング広告が目を引きます(^^; 降車扱い後、次の運用に備えていったん国道を挟んだ向かいの新島々営業所に引き上げます。



▲ 松本営業所において行先表示器のLED化が行なわれた初期のブルーリボンHIMR。そのLEDには新島々営業所管内の路線のデータがしっかりと引き継がれていました。



▲ 暫しの休憩の後、この日の最後の仕事に乗鞍高原スキー場まで一往復。行先表示の「スキー場前」の文字、この時期の酷暑とのミスマッチがスゴイです(^^;


(※ 画像は新島々営業所及び新島々バスターミナル附近の歩道部分から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバスターミナル付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)



本日は、初めてのカテゴリー「名鉄バス」の話題です(^^)

ダイヤ改正のたびに増える高速バス・名古屋~松本線とは対照的に、減る一方の名古屋~長野線。競合するJRの特急「しなの」との兼ね合いなのか、そもそも旅客流動が少ない区間(「しなの」でも、名古屋方面からの乗客は大抵松本までで下車してしまいますので…)なのか、現在では名鉄バスとアルピコ交通(川中島バス)が1日に1往復ずつのみという極限まで減便されています。

そんな名古屋~長野線で、先日珍しいと思われる光景に遭遇しました。夏季の最繁忙期に入っていることも手伝ってのことと思われますが、続行便が出ていたのです。しかもその車両はこんな車両でした。



▲ 1号車はふそうエアロエースの2012号車。パウダールーム仕様のトイレを装備するちょっと豪華な車両です。


そして2号車。



▲ 貸切車のふそうニューエアロバス・2519号車(尾張小牧200か・645)が担当していました。赤いウェーブラインの入ったこのカラーの車両は、時々名古屋~松本線の続行便で見かけることがありますが、長野で見たのは初めてです。名古屋ナンバーでないのは、他の営業所からの応援を頼んだということなのでしょうか。


貸切車での高速バス運行ですので、フロントガラスの運転席側には「路線バス」の表示が掲出されています。
そして、面白いと思ったのが補助サボによる路線表記です。ピントが甘いため拡大画像でも見えにくいのですが、中央道 高速路線バス/名古屋~長野駅・善光寺大門/NAGOYA NAGANO/2号車」と、ツアーバスを意識しているのか敢えて「高速路線バス」と表記されています(^^;



▲ フロントガラス内側から掲げられた、「高速路線バス」と表記されている補助サボ。



夏季の最繁忙期間に入り、毎日運行されている「さわやか信州号」
このうち、新宿~白馬間を運行する便を先日記録することができました。さすがに早朝の到着便を狙うのは厳しいので(^^;、夕方に白馬から新宿へ向かう便での撮影です。

比較的各角度からの撮影がし易いという条件から、お馴染み(!?)の信濃大町駅で待っていると、2台のバスが連行でやってきました。



▲ 信濃大町駅前で乗車扱い中の白馬発新宿行きの「さわやか信州号」。他の路線と異なり、一般の高速バス・新宿~白馬線の一部として運行されるため、車体には特に「さわやか信州号」であることを示す表記が見られないのが特徴的です。


1号車は、昨年必死の思いで待ち伏せした(^^;、セレガR FDの05065号車、東京営業所転属後の姿で運行しているのを捉えたのはこれが初めてです。行先表示のLEDも一般の高速バスと同じ表示ですが、長野の川バス本社の車両の表示と異なるのは「[高速] 新 宿」の下に英文で「EXP. Shinjuku」と表示されていることでしょうか。(川バス本社の高速車は、種別を「高速」と表示するものの、種別に対する英文表記はありません。)



▲ そして2号車は、川バス本社から借り入れたと思われる42360号車です。この車両が白馬系統の路線を担当するのは珍しいのではないでしょうか。



▲ 05065号車のリア。白馬在籍当時から纏っている「信州安曇野」のラッピングは東京転属後も継続されているようですが、リアの文字が「“豊科I.C.”は/“安曇野I.C.”に」からおひさまの里 信州 安曇野に変わりました。


なお、05065号車の登録番号は、東京営業所転属に伴い、「練馬200か26-88」に変更されています。数字の順番から推測すると、昨年11月の東京営業所発足後、しばらく経ってから(年末頃?)転属・登録変更されたものと思われます。



▲ 2台で信濃大町駅を後にする「さわやか信州号」。1号車が東京営業所の車両ということは、新宿~上高地線と同じく東京営業所が担当している便なのでしょうか。



< 2013年08>
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