2013/08/18
【川中島バス】 特急バスの新路線、「アルペンライナー」運行中!
今夏、北アルプス山麓に新たな特急バス路線(季節運行)が開設されました。
7月13日(土)から8月25日(日)までの短期間ですが、アルペンルート玄関口の扇沢駅と白馬山麓の白馬コルチナを結ぶ路線で、「アルペンライナー」と名付けられ、期間中は毎日4往復が運行されています(うち1往復は大町温泉郷~白馬コルチナ間の運行)。
これまで、アルペンルートや大町温泉郷と白馬地区を行き来する場合、扇沢駅や大町温泉郷からいったん路線バス(黒部線(扇沢線))で信濃大町駅へ出て、JR大糸線で白馬駅へ、そこからさらに路線バス(栂池線)に乗り継ぐ(逆方向も同様)必要がありましたが、この「アルペンライナー」で直接結ばれることによって、時間的にも運賃面においても有利な移動手段が誕生したと言えそうです。
【例えば…】
アルペンルートで扇沢に下りてきた観光客が大町温泉郷に宿泊して、翌日に白馬方面へ行こうとした場合、
大町温泉郷810(黒部線(扇沢線)路線バス)信濃大町駅830(510円)
信濃大町836(大糸線快速※土休日のみ運転)白馬904(480円)
白馬駅925(栂池線特急路線バス)白馬乗鞍955(630円)〔計1,620円〕
というのが従来のルートでしたが、今夏は
大町温泉郷810(アルペンライナー)白馬乗鞍915〔1,300円〕
というルートが可能になります。
このケースで行けば、所要時間で40分早く、運賃で320円安く移動できることになります。
この路線に関しては、大町市・大町市観光協会・大町温泉郷の公式サイト等では新路線開設について紹介されているものの、アルピコ交通の公式サイトでは白馬大町地区の路線バスページにはいつの間にか掲載されていますが、それ以外特に告知やPRは行なわれていないようで、私も現地へ行って初めてこの路線の存在を知りました(信濃大町駅に設置されたパンフレットで)。
☆ ★ ☆ ★ ☆
先日、白馬町バス停(白馬営業所)付近で扇沢行き・白馬行きそれぞれの「アルペンライナー」を1本ずつ撮影することができました。

▲ 白馬コルチナ発扇沢駅行きの「アルペンライナー」は大町営業所のセレガGJ・40747号車。
この「アルペンライナー」、側面に差さっているサボはともかく、フロントの行先表示板は特急バス長野~白馬線の表示の上から「特急 白馬コルチナ ⇔ 扇沢」とテープで貼り付けているようなものを使っています(^^; 側面窓から見る限り…利用者の姿は見えません。

▲ 大町温泉郷発白馬コルチナ行きの「アルペンライナー」は長野営業所のNエアロバス・96158号車。

▲ 白馬町バス停では、道路(国道148号)上ではなく白馬営業所構内に乗り入れての停車となりました。

▲ 行先表示器のLEDには「特急 白馬コルチナ」が表示され、経由地を細かく表記したサボがフロントガラス内に掲げられています。

▲ こちらも乗客の姿が見えないまま白馬町バス停を発車していきました。国道148号を挟んだ向かいには、何やらここでは見慣れない路線車の姿が…!?

▲ 白馬町バス停に掲出されている案内。
なお、この路線には、「平成25年度 長野県 『地域発 元気づくり支援金』」が活用されているとのことで、大町・白馬地区の自治体や観光協会等が一体となって推し進める施策のように思われます。
また、個人的な感想として、もう少しこの「アルペンライナー」のPRをしっかりと行ない、観光客に旅行前に予めこの路線を行程に組み込んでもらえるようになったら、もっと利用客が延びるのではないかと考えたのですが、如何なものでしょうか。現地に来て初めてこの路線のことを知る…では、利用客が伸び悩むのも無理がないような…(^^;
※ 「アルペンライナー」の時刻や運賃等の詳細は、アルピコ交通公式サイトやパンフレット等をご覧くださるようお願いいたします。
(※ 画像は白馬営業所及び白馬町バス停附近の歩道部分・待合室前等から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバス停付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)
7月13日(土)から8月25日(日)までの短期間ですが、アルペンルート玄関口の扇沢駅と白馬山麓の白馬コルチナを結ぶ路線で、「アルペンライナー」と名付けられ、期間中は毎日4往復が運行されています(うち1往復は大町温泉郷~白馬コルチナ間の運行)。
これまで、アルペンルートや大町温泉郷と白馬地区を行き来する場合、扇沢駅や大町温泉郷からいったん路線バス(黒部線(扇沢線))で信濃大町駅へ出て、JR大糸線で白馬駅へ、そこからさらに路線バス(栂池線)に乗り継ぐ(逆方向も同様)必要がありましたが、この「アルペンライナー」で直接結ばれることによって、時間的にも運賃面においても有利な移動手段が誕生したと言えそうです。
【例えば…】
アルペンルートで扇沢に下りてきた観光客が大町温泉郷に宿泊して、翌日に白馬方面へ行こうとした場合、
大町温泉郷810(黒部線(扇沢線)路線バス)信濃大町駅830(510円)
信濃大町836(大糸線快速※土休日のみ運転)白馬904(480円)
白馬駅925(栂池線特急路線バス)白馬乗鞍955(630円)〔計1,620円〕
というのが従来のルートでしたが、今夏は
大町温泉郷810(アルペンライナー)白馬乗鞍915〔1,300円〕
というルートが可能になります。
このケースで行けば、所要時間で40分早く、運賃で320円安く移動できることになります。
この路線に関しては、大町市・大町市観光協会・大町温泉郷の公式サイト等では新路線開設について紹介されているものの、アルピコ交通の公式サイトでは白馬大町地区の路線バスページにはいつの間にか掲載されていますが、それ以外特に告知やPRは行なわれていないようで、私も現地へ行って初めてこの路線の存在を知りました(信濃大町駅に設置されたパンフレットで)。
☆ ★ ☆ ★ ☆
先日、白馬町バス停(白馬営業所)付近で扇沢行き・白馬行きそれぞれの「アルペンライナー」を1本ずつ撮影することができました。

▲ 白馬コルチナ発扇沢駅行きの「アルペンライナー」は大町営業所のセレガGJ・40747号車。
この「アルペンライナー」、側面に差さっているサボはともかく、フロントの行先表示板は特急バス長野~白馬線の表示の上から「特急 白馬コルチナ ⇔ 扇沢」とテープで貼り付けているようなものを使っています(^^; 側面窓から見る限り…利用者の姿は見えません。

▲ 大町温泉郷発白馬コルチナ行きの「アルペンライナー」は長野営業所のNエアロバス・96158号車。

▲ 白馬町バス停では、道路(国道148号)上ではなく白馬営業所構内に乗り入れての停車となりました。

▲ 行先表示器のLEDには「特急 白馬コルチナ」が表示され、経由地を細かく表記したサボがフロントガラス内に掲げられています。

▲ こちらも乗客の姿が見えないまま白馬町バス停を発車していきました。国道148号を挟んだ向かいには、何やらここでは見慣れない路線車の姿が…!?

▲ 白馬町バス停に掲出されている案内。
なお、この路線には、「平成25年度 長野県 『地域発 元気づくり支援金』」が活用されているとのことで、大町・白馬地区の自治体や観光協会等が一体となって推し進める施策のように思われます。
また、個人的な感想として、もう少しこの「アルペンライナー」のPRをしっかりと行ない、観光客に旅行前に予めこの路線を行程に組み込んでもらえるようになったら、もっと利用客が延びるのではないかと考えたのですが、如何なものでしょうか。現地に来て初めてこの路線のことを知る…では、利用客が伸び悩むのも無理がないような…(^^;
※ 「アルペンライナー」の時刻や運賃等の詳細は、アルピコ交通公式サイトやパンフレット等をご覧くださるようお願いいたします。
(※ 画像は白馬営業所及び白馬町バス停附近の歩道部分・待合室前等から撮影したものです。なお、撮影に際し、営業所及びバス停付近での撮影について、事前に営業所にお断りし、了承いただいております。)
この記事へのコメント
写真に写るバスは最近白馬営業所に転属した川崎市営から来たエアロスターでしょうか。
白馬営業所の58MCと対して車齢は変わらなそうですが、なぜ転属したか気になります。
となるともう一台の処遇も予備扱いから気になります(古参クラスの元遠州のLRであれば最近見かけましたが)。
あと気になるネタが2つありました。
元ツアーバスなので対象外だとは思いますが、「長野200 か 12-63」と「長野200 か 12-65」のウィラーエクスプレスのセレガを前者は長野インター付近で後者は元アリーナバスが発着してた箇所から見ました。恐らく長野線開設のためだと思われます。
もう一つは長電バスの飯綱営業所に自社発注の445号車や347号車と区別出来なさそうな仕様のレインボーを見ました。
それは「長野200 か 12-62」のナンバーのレインボーです。
チラ見程度で年式と元事業者は分かりませんが気になる車両が配属されました(不適切な情報であればすみません、一応直江津方面に向けて国道を走っている時に確認しました)。
Posted by カレーパン at 2013年08月18日 23:36
それにしてもこの”アルペンライナー”PR不測なのが残念ですが、アルプス(立山連峰)の反対側の富山地鉄の”アルペン特急”(宇奈月温泉ー立山かつては名鉄のキハ8000北アルプスが間に合い運用していたことでファンに有名な列車)を彷彿とさせる運行形態ですね。さながらバス版アルペン特急といったところでしょうか^^;機会とお金があれば”アルペン”の両雄を乗り較べるのも面白そうです。
Posted by idecchi at 2013年08月19日 00:28
>> カレーパンさん
こんばんは(^^)/ コメントをいただきまして、ありがとうございます。
秘かに注目していただきたかったところに気づいてくださり、ありがとうございます(^^;;;
私もなぜこの車が白馬にいるのか不思議に思ったのですが、正体はご推察のとおり元川崎市交の40558号車です。
ただ、この時期は「花三昧バス」などの運行もあり、本来の白馬・大町所属車だけでは運用が賄い切れなくなるようで、例年長野から応援の車両が貸し出されることが多いようです。
(昨年は、ブルーリボンHIMRの99363号車と99364号車が白馬にいましたし、冬に(既に現役ではありませんが)40512号車がスキー場シャトルのような運用に就いているのを見たこともあります。)
ちなみに、連番の40559号車ですが、7月20日の41845号車を使用したバスツアーの中で、廃車になったことが判明しています。
(車内アトラクションで行なわれたクイズのネタにされていましたし、参加者向けの部品即売会で同車の乗務員名札差しが販売されていましたので、隠し立てすることではないと考えます。)
また、2つのネタについてもありがとうございます。
“路線バス”として運行されるようになったツアーバスについては、追々取り上げていきたいなと思っておりますが、私も「~12-64」のWILLERカラーのセレガを目撃しておりますので、少なくとも3台はこちらに持ってきたようですね。また、アリーナカラーの車両もそのまま使用しているようですが、車体の社名標記が「アリーナ」ではなくこちらのWILLERグループの社名に変更されているのを目撃しています。
長電バスに新規のレインボーが登場ですか! 飯綱には先日も1251号車が配属されたばかりのようで、徐々に経年車が代替されていっているようですね。なかなか足を運ぶことのない方面ですが、近いうちに行ってみたいと思います。
(最後に気にしてくださった情報の取り扱いについてですが、営業所やバス乗り場が公道とほぼ一体化している場所については、私の都合の良い解釈でもあるのですが、特に問題とすべきことではないと思います。例えば、ここで取り上げた白馬もそうですし、新島々や長電の飯綱や飯山、上田バスの本社などは、敷地との境に特に目隠しになるようなものも無く、歩道のギリギリの位置に車両が置かれていたりするので、見えてしまうのは止む無しと考えるところでもあります。ご配慮いただきまして、ありがとうございます。)
Posted by ホリデー横浜
at 2013年08月19日 01:24
>> idecchiさん
こんばんは(^^)/ コメントをいただきまして、ありがとうございます。
この「アルペンライナー」ですが、本当にPR不足なのが勿体ないと思いますし、96158号車を運転されていた運転手さんも、乗客がいないのを寂しそうにお話しされていました。決して乗客が見込めないルートではないと思いますので、今夏限りとせずに、今秋や来年度以降も運行を継続して育てていってほしい路線だと思います。
いっそのこと、アルペンルート各事業者~「アルペンライナー」~白馬地区の路線バスに乗れるフリーパスのようなものを発売して、有効期間を3日とか5日とかに設定すれば、期間中じっくりと観光してもらうこともできると思うのですが…ね。
さらに富山地鉄の方まで乗り継げれば、仰るように両「アルペン」を乗り比べるなんていうことも実現できそうですね(^^;
Posted by ホリデー横浜
at 2013年08月19日 01:30