2013/07/15
【川中島バス】 阪急バスの高速車に長野ナンバー!?
アルピコ交通と阪急バスの共同運行により運行されている、長野、松本及び諏訪・茅野~京都・大阪間の高速バス。この3路線すべてにおいて、7月13日(土)からアルピコ交通のみで運行される措置(※1)が取られています。
恐らく阪急側の何らかの事情によるもの(※2)と思われますが、車両運用的に非常に興味深い事態が発生しています。
この連休中、大阪行きとして運行中の阪急バスカラーのニューエアロクイーン1を目撃したのですが、何だかいつもと様子が異なります…

▲ 始発地の長野駅前停留所に向けた送り込み回送中の阪急バスカラーのニューエアロクイーン1。しかし、側面のマルーンの帯の中に描かれているはずの「HANKYU」のロゴがありません。

▲ さらによく見ると、乗降扉の窓ガラスの下には「アルピコ交通」のロゴ文字が貼り付けられています。
そして、極めつけは登録番号(ナンバープレート)です。

▲ ナンバーが何と「長野200か12-55」に変更されています! 側面のロゴは消されているものの、フロントの「H」マークのエンブレムはそのままになっています。
恐らく、アルピコ交通単独での運行期間中、不足する車両を賄うために、阪急バスから車両の貸与を受けていることに伴う措置ではないかと思われます。当然のことながら、運転手さんはアルピコ交通の方です。

▲ 側面裾部の社名標記も消され、同じく「アルピコ交通」のロゴ文字が入れられています。なお、社番は阪急バス時代のまま「2893号車」の数字が存置されています。
(2893号車=元大阪200か18-53、PJ-MS86JP、2006年式、独立3列シート)

▲ 非公式側の全景。やはり側面の帯内のロゴが抹消されています。

▲ 長野駅前を出発した2893号車。リアにあった「HANKYU」のロゴも綺麗に塗り潰されています。
ちなみに松本地区にも同様の車両が存在するようで、新型セレガとニューエアロクイーン1各1台の計2台が松本ナンバーになっているのを確認しています。こちらも追々詳細を調査してみたいと思います(^^)
(※1) 両社の公式サイトに掲載されている高速バスの路線ごとの案内ページで周知されています。ただし、会社ごとに表現に差が見られ、アルピコ交通のサイトでは2社の共同運行としながらも「2013年7月13日から当面の間、アルピコ交通のみでの運行となります」との注記が加えられ、一方の阪急バスのサイトでは同じく「2013年7月13日(土)よりアルピコ交通株式会社の単独運行になります」との注記が加えられています。つまり、両社のサイトからはこの措置が恒久的なものなのか、一時的ながらその期間が未定なのかが分かりかねる状態となっています。
(※2) 両社の公式サイトには今回の措置を取るに至った明確な理由は掲載されておらず、その詳細は「不明」であると判断するのが妥当であると思われます。利用者側から見れば、どちらの会社が運行するにせよ、毎日の時刻表どおりのバスの運行が確保されていれば特に問題になることではありませんし、此処で徒にその理由について憶測を書き連ねるのはこのブログの趣旨に反することですので、これ以上はその理由について踏み込まないことといたします。
(読者の皆さまにおかれましても、このことに関するコメントは避けていただきますようご配慮をお願いいたします。)
恐らく阪急側の何らかの事情によるもの(※2)と思われますが、車両運用的に非常に興味深い事態が発生しています。
この連休中、大阪行きとして運行中の阪急バスカラーのニューエアロクイーン1を目撃したのですが、何だかいつもと様子が異なります…

▲ 始発地の長野駅前停留所に向けた送り込み回送中の阪急バスカラーのニューエアロクイーン1。しかし、側面のマルーンの帯の中に描かれているはずの「HANKYU」のロゴがありません。

▲ さらによく見ると、乗降扉の窓ガラスの下には「アルピコ交通」のロゴ文字が貼り付けられています。
そして、極めつけは登録番号(ナンバープレート)です。

▲ ナンバーが何と「長野200か12-55」に変更されています! 側面のロゴは消されているものの、フロントの「H」マークのエンブレムはそのままになっています。
恐らく、アルピコ交通単独での運行期間中、不足する車両を賄うために、阪急バスから車両の貸与を受けていることに伴う措置ではないかと思われます。当然のことながら、運転手さんはアルピコ交通の方です。

▲ 側面裾部の社名標記も消され、同じく「アルピコ交通」のロゴ文字が入れられています。なお、社番は阪急バス時代のまま「2893号車」の数字が存置されています。
(2893号車=元大阪200か18-53、PJ-MS86JP、2006年式、独立3列シート)

▲ 非公式側の全景。やはり側面の帯内のロゴが抹消されています。

▲ 長野駅前を出発した2893号車。リアにあった「HANKYU」のロゴも綺麗に塗り潰されています。
ちなみに松本地区にも同様の車両が存在するようで、新型セレガとニューエアロクイーン1各1台の計2台が松本ナンバーになっているのを確認しています。こちらも追々詳細を調査してみたいと思います(^^)
(※1) 両社の公式サイトに掲載されている高速バスの路線ごとの案内ページで周知されています。ただし、会社ごとに表現に差が見られ、アルピコ交通のサイトでは2社の共同運行としながらも「2013年7月13日から当面の間、アルピコ交通のみでの運行となります」との注記が加えられ、一方の阪急バスのサイトでは同じく「2013年7月13日(土)よりアルピコ交通株式会社の単独運行になります」との注記が加えられています。つまり、両社のサイトからはこの措置が恒久的なものなのか、一時的ながらその期間が未定なのかが分かりかねる状態となっています。
(※2) 両社の公式サイトには今回の措置を取るに至った明確な理由は掲載されておらず、その詳細は「不明」であると判断するのが妥当であると思われます。利用者側から見れば、どちらの会社が運行するにせよ、毎日の時刻表どおりのバスの運行が確保されていれば特に問題になることではありませんし、此処で徒にその理由について憶測を書き連ねるのはこのブログの趣旨に反することですので、これ以上はその理由について踏み込まないことといたします。
(読者の皆さまにおかれましても、このことに関するコメントは避けていただきますようご配慮をお願いいたします。)
この記事へのコメント
ARENAバスどうみても8月から高速バスとしては走らない 過剰な車両どうするのだろうか
Posted by 関係ないですけど at 2013年07月16日 06:34
コメントありがとうございますm(__)m
高速ツアーバスはあまり興味が無いため、お寄せくださった内容に関する事情には明るくないのですが、確かにARENAの予約サイトで検索してみると、7月30日まではAREX便として運行されていますが、7月31日からは長野~東京便のブランド名及び途中停車地が変更になっていますね。
これに関する告知は特に無いようですが、もともと路線バスではなくツアーバスとして運行されているという性格上、運行会社や時刻・停車地等の変更は(極端な例ですが)日ごとに違っても特に問題にはならないのでしょう。
かといって、ARENAがそっくり高速ツアーバスから撤退してしまうのかというと、それも分かりかねる状況で、恐らくは新規制への適合の都合上、WILLER EXPRESSやSTAR EXPRESSなどのブランドに一本化(二本化?)することで生き残りを図ろうとしているのではないかと見ることもできると思います。
これまで大量に導入しているエアロエースなどの車両も、新ブランドの高速ツアーバスとして運行されるのであれば、過剰にもならないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
Posted by ホリデー横浜
at 2013年07月16日 23:31
こんばんわ~久々のコメント失礼いたします。
先日22時頃長野駅前で長野200か12-56のナンバーをつけた阪急バスカラーリングもどき(?)を目撃しました。
側面を確認したところ、元車番は連番の2894号車と書いてあり、改造施工内容もほぼ2893号車と同じように見えました。
ホリデーさんなら既にご存知かもしれませんが、一応ご報告ということでコメントさせてただきました(汗
では、失礼いたします。
Posted by かずのすけ at 2013年07月20日 00:49
>> かずのすけさん
こんばんは(^^)/ お久しぶりですね(^^) 元気にお過ごしでしたか?
長野200か12-56の阪急バスもどき(!?)に関する情報、ありがとうございますm(__)m
もう1台の話は、実は全く知りませんでした…(^^; 夜行も昼行もということであれば、この記事の1255以外にもう1台いてもおかしくないと思っていたのですが、やはり間違いではなかったのですね。
現行のエアロクイーンが来ないか期待していたのですが、さすがにそれは図々しい話だったのでしょうか、これまでも長野乗入れ実績のある一世代前のニューエアロクイーン1×2台ということで落ち着きましたね。
夜行用ということで、(どこかで1255と運用が入れ替わらない限り)早朝でなければ明るい時間帯の運行中の姿を記録できないのが厳しいところですが、早いうちにチャレンジしてみたいと思います。
また何か面白そうな情報がありましたら、ぜひお寄せください!
Posted by ホリデー横浜
at 2013年07月20日 02:21