1990(平成2)年から製造が始まった日野セレガは、アルピコグループでは製造当初の1990年式からモデルチェンジを重ねた現行仕様に至るまで導入が続けられている多数派の車種の一つですが、とりわけ“フルデッカー”と呼ばれるセレガFDは、川中島バス系列の事業者を中心に導入されてきました。
(アルピコグループ最初のセレガFDは、上越観光バスに1990年に導入された60910・60911号車(長岡22あ・910、同911)(後のアルピコハイランドバス20401・20402号車)であると思われます。グループの中心である松本電鉄バス系列の事業者においては、当時はまだ改良前の釜トンネルを抱えていたこともあり、車高制限からFDではなく“スーパーミドルデッカー”と呼ばれるFS(FDに比べて95mm車高が低い。)の導入に積極的でした。)

そのセレガFDですが、経年に伴う淘汰が進み、セレガRにマイナーチェンジされる前の世代としては、今回の記事で紹介する42092号車と今年大町or白馬営業所に転じた42090号車及び42174号車の3台が残るのみとなっているようです。

この42092号車は、現在長野ナンバーのまま残るセレガFD最後の1台となっているようで、高速バス・長野~松本線や特急バス・長野~大町・白馬線などを中心に活躍する姿が見られます。





▲ 長野駅東口に乗り入れる特急バスに使われる42092号車。一時期「エコール・ド・まつしろ号」として活躍したことがある関係で、貸切車として導入されたU-代のセレガFDとしては、他の仲間より遅い2010年春ころに路線(高速)転用改造を受けました。


ちなみに、現在残る3台のセレガFDはそれぞれ表情が異なり、
42090号車=フロントの行先表示器が行灯部分に設置された方向幕を使用
42092号車=行先表示器はフロントガラス右上部に設置されたLEDを使用、表示は日本語のみ
42174号車=行先表示器はフロントガラス中央上部に設置されたLEDを使用、表示は英文併記
となっています。



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