2013/02/07
【JR東日本】 長野駅留置線に現れたダブルデッカーサロ×4!
先月の成人の日の連休の頃からでしょうか、長野駅の篠ノ井方の留置線に、高崎車両センターに所属していた211系1000/3000番台が10両編成で留置されています。
遠目に見た時は、高崎線などで活躍していた10両編成がそのまま疎開留置されているだけかと思っていたのですが、近くで見てビックリ。何とダブルデッカーのグリーン車が4両も連なっています!


▲ 長野駅の留置線に現れた10両編成の211系。中間には、ダブルデッカーサロが4両も連なっています。
この10両編成、篠ノ井方から(←)クモハ211-3029[10]+モハ210-3029[9]+クハ210-3029[6](→)+サロ212-1005[4]+サロ213-1006[4]+サロ213-1122[5]+サロ212-1111[4]+(←)クモハ211-3022[3]+モハ210-3022[2]+クハ210-3022[1](→)の順に組成されており、号車番号が[ ]内に記したとおり区々であることからも分かるとおり、もともとこの10両で編成を組んでいたわけではなく、長野総合車両センターに疎開回送されてきた211系の編成をいったんバラしてこの10両に組み替えたようです。
恐らく、前後3両ずつのクモハ-モハ-クハの3連は長野に転属予定の車両で、中間に廃車予定の2階建てサロを集めた結果、このような編成になったのでしょう。
この中で、特徴的な車両を挙げるとすれば、長野駅方から数えて4両目にあたるこの車両でしょうか。

▲ サロ212形1111号車。この1両だけ、湘南色の帯が1階窓と2階窓の間を埋めるように太い直線的なものが巻かれています。また、(隣のサロ213-1122と合わせて)行先表示器がLED化されています。
このサロ212-1111は、元は横須賀線用の113系に組み込むために製造されたサロ124-11を改造したもので、横須賀線からの転用改造時に横須賀色の帯をそのまま湘南色のパターンに置き換えることしか行なわれなかったため、帯のパターンが他の3両とは異なっているものです。
また、サロ212-1111の篠ノ井方に連結されているサロ213-1122は、サロ124の大半が車体構造をそのままにサロ212形に改造されている中、トイレ付き車両とトイレ無し車両のバランスを保つためにサロ124-22の車掌室部分を埋めてトイレ設置改造を行ない、更には方転改造を行なって連結しているため、元の車掌室窓が通常のサロ212形とは逆を向いています。
そして211系(113系からの転用改造組を含む。)のダブルデッカーサロの特徴として、このロゴを挙げたいと思います。

▲ サロ213-1006のトイレ部分に描かれた、「double decker」をデザインしたマーク。
この“ddマーク”は、これ以降登場するE217やE231系統の2階建てグリーン車には描かれておりません。これも211系からのグリーン車消滅により、ひっそりと消えていく運命にあると思われます。

▲ 長野色の115系と2階建てサロ。かつて鋼製の113系にステンレス製の2階建てサロを連結して異彩を放っていたように、この2階建てサロに長野色の帯を巻いて115系に連結してみたら…と夢見るのは無理があるでしょうか(^^;;;
(※ 画像はいずれも敷地外からの撮影です。)
遠目に見た時は、高崎線などで活躍していた10両編成がそのまま疎開留置されているだけかと思っていたのですが、近くで見てビックリ。何とダブルデッカーのグリーン車が4両も連なっています!


▲ 長野駅の留置線に現れた10両編成の211系。中間には、ダブルデッカーサロが4両も連なっています。
この10両編成、篠ノ井方から(←)クモハ211-3029[10]+モハ210-3029[9]+クハ210-3029[6](→)+サロ212-1005[4]+サロ213-1006[4]+サロ213-1122[5]+サロ212-1111[4]+(←)クモハ211-3022[3]+モハ210-3022[2]+クハ210-3022[1](→)の順に組成されており、号車番号が[ ]内に記したとおり区々であることからも分かるとおり、もともとこの10両で編成を組んでいたわけではなく、長野総合車両センターに疎開回送されてきた211系の編成をいったんバラしてこの10両に組み替えたようです。
恐らく、前後3両ずつのクモハ-モハ-クハの3連は長野に転属予定の車両で、中間に廃車予定の2階建てサロを集めた結果、このような編成になったのでしょう。
この中で、特徴的な車両を挙げるとすれば、長野駅方から数えて4両目にあたるこの車両でしょうか。

▲ サロ212形1111号車。この1両だけ、湘南色の帯が1階窓と2階窓の間を埋めるように太い直線的なものが巻かれています。また、(隣のサロ213-1122と合わせて)行先表示器がLED化されています。
このサロ212-1111は、元は横須賀線用の113系に組み込むために製造されたサロ124-11を改造したもので、横須賀線からの転用改造時に横須賀色の帯をそのまま湘南色のパターンに置き換えることしか行なわれなかったため、帯のパターンが他の3両とは異なっているものです。
また、サロ212-1111の篠ノ井方に連結されているサロ213-1122は、サロ124の大半が車体構造をそのままにサロ212形に改造されている中、トイレ付き車両とトイレ無し車両のバランスを保つためにサロ124-22の車掌室部分を埋めてトイレ設置改造を行ない、更には方転改造を行なって連結しているため、元の車掌室窓が通常のサロ212形とは逆を向いています。
そして211系(113系からの転用改造組を含む。)のダブルデッカーサロの特徴として、このロゴを挙げたいと思います。

▲ サロ213-1006のトイレ部分に描かれた、「double decker」をデザインしたマーク。
この“ddマーク”は、これ以降登場するE217やE231系統の2階建てグリーン車には描かれておりません。これも211系からのグリーン車消滅により、ひっそりと消えていく運命にあると思われます。

▲ 長野色の115系と2階建てサロ。かつて鋼製の113系にステンレス製の2階建てサロを連結して異彩を放っていたように、この2階建てサロに長野色の帯を巻いて115系に連結してみたら…と夢見るのは無理があるでしょうか(^^;;;
(※ 画像はいずれも敷地外からの撮影です。)
この記事へのコメント
おお!私も松本行きの会議の時に「あ~まだいるなあ。」状態でした。
早いうちに撮りに行かないと、つぶされちゃいそうな感じですよね。
あまり天気がいいと、逆光になってしまうのが玉に瑕ですね・・・。
なんにしても貴重な車両ですね!
Posted by yas
at 2013年02月08日 00:03
ホリディー横浜さん、こんにちはです。
ダブルデーカーの四重連は迫力が有りますね。出来れば走行している所を撮影したい所です。
解体の前に是非『夢』をかなえて頂けたら嬉しいですね。湘南色は豊野駅での係留もそうですが、長野の地で見るのはやはり『異様』な感じがします。
でも、好きですねよ、しなの鉄道でも「湘南色」走っていますから・・・。(^o^)丿
Posted by kintakunete at 2013年02月08日 16:38
>> yasさん
こんばんは(^^)/
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
秘かにしな鉄や篠ノ井線の乗客の注目を浴びているのではないかと思われるこのDD車、一度でいいから長野支社管内でイベント運行してくれないかなぁと思うのですが…(^^;
恐らくは解体の順番待ちなのでしょうね。
Posted by ホリデー横浜
at 2013年02月11日 23:34
>> kintakuneteさん
こんばんは(^^)/
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
長野の地にも縁の深い湘南色の車両、この編成で一度でいいからイベント列車か何かで走ってくれないかと、私も同じことを考えてしまいました(^^;;;
それにしても、長野で見る10両編成の長いことといったら!という感じですね。
Posted by ホリデー横浜
at 2013年02月11日 23:36
初めまして。
今回私どもが運営しているブログでダブルデッカー車のロゴマークの記事を書くに当たり、たまたま検索で貴ブログに出会いました。
とてもわかりやすい記事を書いていらっしゃり、楽しませていただきました。
長野色のサロ、見てみたかったですね!
貴ブログへのリンクも貼らせていただきましたので
ご了承いただきたく、報告させていただきました。
万一不都合がおありでしたらご連絡くださいませ。
http://ameblo.jp/smilykaz/
ヘッドマーク博物館
Posted by ヘッドマーク博物館 at 2013年08月05日 21:18
>> ヘッドマーク博物館さま
こんばんは。はじめまして(^^)/
コメントをいただきまして、ありがとうございますm(__)m
貴ブログにて、当ブログをご紹介いただいたとのこと、ありがとうございます。
リンクの件につきましても、承知いたしました。全く不都合ではございませんので、ご安心くださいませ。
貴ブログも冒頭少しだけですが、拝見いたしました。
ヘッドマークや列車の愛称を切り口にした記事の数々、とても面白いと思います。
最近では、国鉄特急形の減少に伴い、昔ながらの愛称幕を掲げた特急列車が減少の一途をたどり、もはや風前の灯の状況にまで至っている状態に寂しさを覚えております。JR化後は、独創的な形の新型車両そのもので列車を表わすようですが、今一つ馴染めません。
ヘッドマークにしても、昔ながらの機関車牽引の客車列車がほぼ無いに等しい状態になり、簡潔明瞭なイラストで列車名を表わすヘッドマークが見られないのは寂しい限りです。
とは言え、列車名そのものには無限の可能性があり、今後も様々な趣向を凝らしたヘッドマークが見られるのは楽しみでもあります。
これからも貴ブログを拝見して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
※ 多忙のため、コメントへの返信が遅くなりましたことをお許しくださいませ。申し訳ございません。
Posted by ホリデー横浜
at 2013年08月08日 01:10
ご丁寧にお返事いただき、
また当方のブログにもおいでいただきありがとうございます。
私どもはイラストレーターというソフトを使ったデザインの仕事をしており、
その合間合間をぬって趣味のデザインを重ねてまいりました。
積み上げ積み上げここまでたどり着きましたが、
まだまだ可能性のひろがる世界なので、
ますます充実させていきたいと思います。
長野については以前住んでいたこともあり、
とても懐かしい思いで拝見しております。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
※ヘッドマーク画像のまとめは「愛称別トレインマーク事典」という
別サイトでご紹介しております。
Posted by ヘッドマーク博物館 at 2013年08月08日 10:13
>> ヘッドマーク博物館さま
こんばんは(^^)/ こちらこそ再びご丁寧なコメントをいただき、ありがとうございます。返信が遅くなりまして、申し訳ございませんm(__)m
なるほど綺麗に再現されたイラストマークの数々は、プロの方でこそなせる業ですね!
別サイトの方も拝見いたしました。かつて国鉄特急の先頭を飾ったマークが数えきれないくらい…当分の間楽しませていただくことができそうです(^^)
今後も楽しみにしております。
ご活躍を期待しております(^^)/
Posted by ホリデー横浜
at 2013年08月11日 23:05