夕陽を受けながら出区点検中の1001編成。
太陽の光を受けて、銀色の車体はいちだんと輝きを増す。

このあと下之郷15時53分発の上田行きから、夕方のラッシュ輸送に加わる運用。
2021年3月28日のダイヤ改正で、平日のみの運行となってしまった。

いつの間にか1004編成についていた「別所線開業100周年」ロゴの水色のヘッドマークが1001編成に移動していた。





レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」~龍と生きるまち 信州上田・塩田平

-太陽が燦燦と輝くまち、信州上田。
訪問するたびに天気の良さを実感させられる上田、塩田平ですが、それとは裏腹に全国有数の「少雨の地」でもあります。

古の人々は、田畑や飲むための水の確保に苦労し、この地には多くのため池が作られました。

そして、水を司る神・龍神に雨を乞い、願いました。


この日も上田は夕方まで快晴のお天気でした。
西日に照らされた別所線上田駅のホームに佇む「れいんどりーむ号」

車体に描かれた龍の姿を神々しく照らしていました。














2011年の路線開設以来、アルピコ交通本社(旧松本電鉄)松本営業所の日野ポンチョ・10721号車が主に運用を担ってきた松本市の「南部循環線」
今年の初めに新車が導入され、担当車両の世代交代が行なわれたようです。



▲ 南部循環線用に新たに投入された日野ポンチョ・21623号車。登録番号は、松本市も推奨する「30・10運動(さんまるいちまるうんどう)」(→参考:松本市HP)にちなんで、希望取得により「松本230あ30-10」が付けられており、車体にも「30・10運動」のロゴが描かれています。なお、車検標章は「1月」で、今年は早々に2021年車が導入されていたようです。



▲ いつ経路が変更されたのか分かりませんが、当初はなんなん広場・相澤病院方面から中条東→中条→鎌田…という松本駅を経由しないルートだったところを、現在は松本駅アルプス口に乗り入れるようになっています。


「南部循環線」は「タウンスニーカー」ではありませんが、車体のカラーリングは2018年車から導入されている松本市の周遊バス「タウンスニーカー」と同じ白い車体に緑のラインが描かれたものとなっています。

ところでこの21623号車、車両前後のガラス越しに掲げられている定員表記が「?」な状態になっています。



▲ トリミング画像のため、ハッキリ写っていなくて申し訳ありませんが、社番下の定員表記が「正座席 33/合計 34」となっています。


実際に乗ったわけではないため、真相は分かりませんが、ポンチョの座席ってそんなにありましたっけ…??
ちなみに2018年車のポンチョでは「正座席 12/合計 33」となっています。
(合計定員が1名変わっているのもナゾです…)





2021年10月13日に、上田電鉄公式HPで愛称が「れいんどりーむ号」と決定したと伝えられた1000系1002編成。

6月19日のお披露目以来、期間限定で取り付けられたヘッドマークを撮影するために駅撮りは何回かしているものの、天気や運用の関係でなかなか走行シーンの撮影に恵まれませんでした。
そんな1002編成ですが、先日ようやく走行シーンを記録することができました。








秋晴れの空の元を行く1002編成。ヘッドマークも「れいんどりーむ号」仕様に変わっています。
愛称のとおり、車体にはこの地に伝わる「雨乞いの儀式」をイメージしたデザインがラッピングされていますので、雨の日も似合いそうです。

機会があれば改めて撮影してみることにします。





2021年5月15日のダイヤ改定により、長電バスが運行する高速バス・長野~池袋線と長野~新潟線の朝の便が、長野駅前発午前8時で揃うようになり、9番乗り場で2台の高速バスが並ぶ光景が見られるようになっています。



▲ 長野駅前9番乗り場に縦列に並んだ池袋行き1558号車と新潟行き1683号車。権堂発の時刻が3分ずれているため、長野駅前入線は同時刻とはなりませんが、僅かな時間ながら2台のNAGADEN EXPRESSが並ぶ姿が見られます。



▲ 午前8時。2台が同時発車します。池袋行きは末広町交差点を直進、新潟行きは右折するため、ほんの一瞬ですが2台が横並びになります。


このときふと気がついたのですが、2台のフロントガラス下に入っているNAGADENのロゴの位置が異なります。
過去の画像を見返したところ、長野~東京線運行開始60周年のヘッドマークを付けるにあたり、干渉するため1558号車のロゴの位置をフロントガラス下の赤い部分から黒い部分に移したようです。(ロゴのサイズも小さくなっています。)

※ フロントガラス下中央の三菱のマーク(スリーダイヤ)は、1683号車には初めから無いようです。

<参考>2021年5月22日の記事(小さくて見づらいですが、いちばん上の画像と比較してみてください。)






先日、友人のお誘いを受けて「秋の志賀高原 1841号車撮影会」なる企画に参加してきました。

長電バスで運行している「長野~東京間特急バス運行開始60周年記念塗装バス」のうち、1号車(当時の特急カラー)と呼ばれる1841号車を有志で貸し切り、長野駅から善光寺界隈~志賀高原へとフォトランを行なう…というイベントでした。

当日は雨や雪のちらつく、肌寒いあいにくの天気でしたが、普段は撮影することができない景色の中を行く1841号車を思う存分撮影することができました。

撮影した画像が非常に多く、どの画像を紹介しようか迷うばかりですが、ゆっくりと時間をかけながら振り返ってみたいと思いますので、気長にお付き合いくださいませm(__)m

まずは前哨戦の「ながの東急百貨店」×「東急バス」のコラボから…


▲ 長野大通りを南下、高速バスと同じルートで長野駅前交差点を右折する1841号車。よく見ると、ヘッドマークが…





アルピコ交通(松本電鉄)上高地線代行バスの話題から…

10月13日(水)の記事で、渚駅近くに設けられた折返し場所のスペースの関係から、代行バスとして運行できるのは中型車に限られることとなった旨を紹介しましたが、本社松本営業所の所属車両だけでは足りない分を補うため、諏訪支社(茅野営業所)から30312号車が応援に入っています。



▲ 松本~渚間の上高地線代行バスの運用に入る30312号車。諏訪バス(当時)が2001年に新車で導入した日野レインボーHRの9m車で、導入当初はアルピコグループ唯一の存在でした。2019~2020年にかけてラッピングされたシルバー人材センターの広告施工時に、側面扉の脇に設けられていたサボ受けが撤去され、なおかつ側面の行先表示器が未設置であるため、「列車代行」の貼り紙で対応しています。



▲ 非公式側~リアの様子。2010年に行なわれた「信州デスティネーションキャンペーン」のPRステッカーがリアガラスに残ったままなのはご愛嬌でしょうか。また、リアガラスにカッティング文字で貼られていた「環境にやさしいアイドリングストップバス」の文字がいつの間にか剥がされています(2019年のラッピング施工時?)。


30312号車が導入された当時は、まだご当地ナンバーの「諏訪ナンバー」ができる前ですので、松本ナンバーで導入されています。
今回の代行バスへの応援に際し、登録番号の変更が行なわれておらず、単なる一時的な貸し出しなのか、正式な転属なのか判断がつきかねるところです。

ところで、この30312号車、車体に描かれたロゴに特徴があるのをご存じでしょうか。
ノンステップ車(一部はワンステップ車にも)に表示されるピクトグラムの傍らに書かれたロゴが、通常はEasy Step-inとなっているところ、この車両はNon Step Busとなっているのです。
長野地区や松本地区に導入された車両にはこのタイプのロゴは存在せず、恐らくこの車両と同じく諏訪バス(当時)が2003年に導入したふそうエアロミディノンステップ車の30315号車の2台のみの存在ではないかと思われます。



▲ ピクトグラムとともに描かれたロゴが特徴的な30312号車。車体両側面も同様です。





8月中旬の大雨で田川橋りょうが被災したアルピコ交通(松本電鉄)上高地線ですが、2021年10月8日(金)から鉄道の運行区間が渚~新島々間に拡大されたのを機に、車両側面に掲出されている行先案内板(サボ)の表記が新しいものに変わっています。



▲ 3000系車両の側面に掲出された行先案内板。代行バスの運転区間を併記したものに変わりました。なお、反対側は左右逆の表示になっています。


また、松本方車両の運転席の窓にも、代行バスの運転区間を表記した案内表示が掲出されるようになりました。



▲ 電車の運転区間と代行バスの運転区間が分かるように表記された案内表示。現在のところ、松本方の車両にのみ表示されています。





10月14日の「鉄道の日」を記念して、アルピコ交通(松本電鉄)上高地線の3000系1編成に、「鉄道の日」にちなんだデザインのヘッドマークが取り付けられています。

ヘッドマークが取り付けられているのは、「なぎさTRAIN」(モハ3005-3006)で、今年はこれまで取り付けられていたアルピコ交通の「100+1周年」を記念したヘッドマークのデザインを踏襲したものとなっています。



▲ 新島々方のモハ3005に取り付けられているのは、紅葉をあしらった逆五角形のヘッドマークで、「100+1」のロゴと「その先の一歩を。」のキャッチコピーが描かれています。



▲ 松本方のモハ3006に取り付けられている、葡萄をあしらった五角形のヘッドマーク。


アルピコ交通の公式サイトによると、このヘッドマークの取付期間は、2021年10月1日から10月下旬までとのことです。
11月以降も「100+1周年」の新たなデザインのヘッドマークの登場に期待したいところです。





長電バス長野営業所に、1852号車(長野200か18-52)がお目見えしました。
2020年に導入された1801号車と同じ日野新型ブルーリボンノンステップ車で、行先表示器に白色LED(系統番号部分のみカラー表示可能な仕様)を採用しているのが特徴です。



▲ 長野営業所を出て、須坂駅へと回送される1852号車。専ら長野電鉄屋代線廃止代替バスの屋代須坂線で活躍する車両のようです。



▲ 行先表示器には白色LEDを採用。ただし、前後の表示器は系統番号部分のみカラー表示が可能な仕様です。「回送」表示の場合、お辞儀した乗務員がアクセントとして表示されます。
(「柳原」バス停付近から撮影した画像です。)



▲ 給油口は標準的な公式側に設置。車検標章は「9月」ですので、導入されて間もない車両のようです。


運行開始の2012年当初に比べて本数が減っている屋代須坂線ですが、これで2019-2021年に各1台ずつ新車が導入されたことになります。





長野市を走る「びんずる号」などで活躍していたアルピコ交通長野支社(長野営業所)所属のレトロ調バス97553号車が、本社(松本営業所)に転属しました。

これは、8月の大雨で田川橋りょうが被災したアルピコ交通上高地線の代行バスの運転区間が、2021年10月8日(金)から松本~渚間に短縮されましたが、渚駅近くの民間企業の敷地の一角を借りて設けられた発着スペースの関係で、充当できる車両が中型車に限られることとなったため、本社所属の中型車の不足を補うために取られた措置であると思われます。



▲ 上高地線代行バスの渚駅発着所で待機する97553号車。前面の「茶太郎」(長野市の茶臼山動物園のレッサーパンダのキャラクター)は健在です。登録番号が「長野200か12-09」から「松本200か14-59」に変更されました。



▲ 松本駅アルプス口を出て、西松本駅方面へ向かう97553号車。両側面および後部の窓枠の上に書かれていた「NAGANO」「ZENKOJI」の文字は、側面の「NAGANO」を残して抹消されています。また後部の窓下のプレートに書かれていた「善光寺 びんずる」の文字も抹消され、白地のプレートで走っています。


なお、今回の転属に伴うものかは不明ですが、ボディの外板が大規模な補修を受けたようで、凹部のフチに沿って描かれていた金色のラインの下半分が何箇所かにわたって消えてしまっています。
また、これに伴って車体側面の社番が両側面ともに消滅してしまい、非公式側は社名表記も消えてしまいました。
車齢24年になる97553号車ですが、長野支社の車両によく見られる傷んだ部分を板でを補ったり、養生テープで目隠ししたりするような方法ではなく、かなり徹底的に補修されているため、まだまだ活躍することが期待されます。



▲ 特徴的な凹凸のある外板が綺麗に修復された車体。ただし、金色の飾り帯の一部や社番が消えてしまっています。また、急拵え的な転属だったのか、運賃箱は長野支社在籍時に使用していたICカード「KURURU」対応タイプのままです。よく見ると、金庫にも長野時代のナンバーである「1209」の数字が見えます。


ちなみにこの車両、アルピコグループに中古導入されたのは2010年のこと、当時の松本電鉄10725号車(松本200か・725)としてでした。当初は松本周遊バス「タウンスニーカー」に用いられましたが、2013年春に長野支社に転属していますので、松本市内での運行は、およそ8年半ぶりということになります。







信濃町の「道の駅しなの」で見かけた長電バスの1797号車
長電バスの地方営業所に同型車が多いワンステップ仕様の日野レインボーIIかと思ったのですが、非公式側の運転席と客席の窓の下辺の段差の状態からノンステップ車だと判明し、驚いた次第です。
登録番号が新しいことから、中古導入車ということになりますが、こんな車両が中古市場に出回る時代になったのですね。



▲ 「道の駅しなの」のバス停に到着した長電バス1797号車(登録番号:長野200か17-97)。この日は信濃町観光シャトルバス(※)にて運行されていました。小さな画像では判別しにくいですが、元画像をよく見ると前扉越しにステップが見えないことからもノンステップ車であることが分かります。



▲ 出発後の姿を後方から。バックに見える黒姫山は、山頂が雲の中に隠れてしまいました。


車検標章が7月になっていますので、2020年夏の導入ということになるようです。
なお、長電バスの特集が組まれた「バスマガジンvol.109」に掲載された車両リストによりますと、1797号車は2008年式(形式・PDG-KR234J2)で飯綱営業所所属とのことです。(厳密には信濃町支所所属?)
元事業者はどこなんでしょうね?


※ 信濃町観光シャトルバスは、しなの鉄道北しなの線・黒姫駅~野尻湖~黒姫高原~黒姫童話館を結ぶ路線バスです。今年は7月17日から9月20日の土日祝日を中心に運行されました。なお、今シーズンの運行は既に終了しています。





アルピコ交通長野支社のいすゞエルガワンステップ車・03473号車の非公式側に、9月下旬頃から新たなラッピング広告が施工されています。

広告主は、「長野県医労連」という事業者で、「長野県内の医療・介護・福祉で働くなかまの労働組合」とのことです。



▲非公式側にラッピング広告が施工された03473号車(長野200か16-39)。同車がラッピング広告車となるのは、2018-19年の冬シーズンに施工された「国民宿舎 松代荘」のラッピング広告以来でしょうか。





2021年7月7日から長電バスで運行中の「長野~東京間特急バス運行開始60周年記念塗装バス」

このほど、運行開始当初は記念バス1号車に取り付けられていた「信濃路」のヘッドマークが、2号車に取り付けられているのを確認できました。



▲ 長野駅前ロータリーを出発した[51]系統・平林経由柳原営業所行きの記念バス2号車(1839号車)。ヘッドマークが、当初は1号車(1841号車)に付いていた、長電バス/信濃路」のデザインのものに取り換えられています。



一方の1号車もヘッドマーク無しで運行しているようですし、こうした小さな変化を付けながらの運行は、ファンとして歓迎したいところです(^^)






9月21日の記事で紹介したアルピコ交通長野支社の新車・21313号車ですが、新町営業所受け持ちの路線で活躍する姿を記録することができました。

前回の記事では、営業所にて待機中の姿しか記録できていませんでしたので、行先表示器が消灯した状態でしたが、営業運行中の姿を確認したことにより、鬼無里営業所(支所?)配属の19312号車に続き、長野支社で2台目となる行先表示器に白色LEDを装備した車両であることが分かりました。





▲ [26]系統・新町大原橋線および[27]系統・高府線で運行中の姿です。長野駅前のロータリーから白色LEDのアルピコ車が出てくるシーンは新鮮に映ります。


なお、この21313号車ですが、19312号車と比べて側面のLED表示器の位置が異なります。こちらは中扉の戸袋部分に設置されていますが、扉が開いても扉より手前に表示器が設置されているのが確認できました。技術の進歩や改良により、表示器そのものが薄型になっているということなのでしょうか。





太平洋戦争終戦直後の1949(昭和24)年に開設され、72年の長きにわたって東信地域の地域の足として活躍してきた千曲バスの佐久上田線が本日の運行をもって廃止されました。

かつては上田市から小海町までの路線として、また最盛期には平日日中でも区間便を含めて10~20分おきに運行されていたそうですが、最末期は下秋和車庫(上田市)~勝間(佐久市)間に運転区間が短縮され、また数年前には土休日の運行も取りやめられて、平日のみ上田→佐久方面へ5本、佐久→上田方面へ6本が運行されるだけでした。

上田市~東御市~小諸市~佐久市と4つの市にわたるルートは、所要時間が約2時間、運行距離が40kmを優に超えるもので、ひと昔前の都市間連絡バスの面影を残す貴重な路線でしたが、利用客の減少に歯止めがかからず、加えて昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、ついに廃止へと舵が切られてしまいました。

9月下旬のある日、佐久上田線に最初で最後となる乗車をしてきました。
乗車したのは千曲バス上田営業所のある下秋和車庫を午前8時35分に出る便です。
下秋和車庫から乗車したのは私一人でした。



▲ 車庫の駐車スペースから出てきたのは、いすゞエルガミオワンステップ車の898号車でした。終点の勝間までの約2時間、お世話になります!


通勤通学の時間帯も終わりの頃ですが、途中で若干の乗降がありました。
小諸医療センター・市役所前までの人数をカウントしてみたら、以下のような結果でした。

・ 下秋和車庫から上田駅前まで  乗車4名、降車2名
・ 上田駅前から大屋北まで  乗車4名、降車3名
・ 大屋北から東御市役所前まで  乗車0名、降車1名
・ 東御市役所前から小諸医療センターまで  乗車3名、降車3名
(※ おおまかな区間ごとに区切った乗降人数です。例えば下秋和車庫から上田駅前までの停留所で合計4人の乗車があり、途中で合計2人が降車したということで、全員が下秋和車庫~上田駅前を乗車したわけではありません。)

小諸医療センターから先は、終点の勝間まで乗ってきたお客さんはなく、終点の勝間で私ともう一人の愛好者の方が降りたので、延べ乗車人数は11人ということになります。
佐久市に入っても、新幹線との接続駅である佐久平駅や、佐久医療センター、佐久総合病院と大きな病院を経由するのですが、時間帯の関係もあってか乗降客が皆無だったのは、この路線が廃止に至る現状を如実に表しているものだと感じました。
また、この路線は上田営業所~小諸営業所~本社(佐久市野沢)を結ぶ社内便としても活用されており、営業所から営業所へと送られる業務用の荷物が車内に置かれていたのは意外でした。



▲ 佐久平駅を出てまもなく、勝間発の下秋和車庫行きとすれ違いました。


長いようであっという間の2時間が過ぎ、終点の勝間に到着です。定刻より数分遅れて10時35分頃の到着となりました。
ここは平成17年に合併によって佐久市となった旧臼田町の外れにあり、少し行くと佐久穂町との境があります。



▲ 終点の勝間にて。町外れの国道端に、バスの転回・待機スペースがありますが、周囲には目立った施設や店舗もなく、単に折り返しのためだけに設けられたような終点です。



▲ すぐに折り返す便がないため、野沢のバスセンターか小諸営業所にでも回送するのかと思ったら、ここで次の折り返し便まで約2時間40分待機となるのだそうです。


運転手さんともう一人の愛好者の方(上田市内から乗車したようです。)としばらく談笑し、千曲川の対岸にあるJR小海線青沼駅まで歩いて中込駅(佐久市)まで戻りました。
この後は、中込駅~望月バスターミナルを結ぶ山手線、望月から立科町役場前まで中仙道線、立科町役場前~大屋駅前間を結ぶ東信観光バスの中仙道線を乗り継いて、帰途に就きました。

平成初期の頃までは長野県内にも長野市~大町市、松本市~諏訪市など、主要道に沿って都市間を結ぶ路線バスが数多く走っていましたが、いずれも廃止されてしまいました。
現在も残る、比較的長距離を走る路線バスというと、長野~鬼無里や新町、上田~鹿教湯や青木など、鉄道の無い街へ向かうものがほとんどでしょうか…


最後に、今からおよそ四半世紀前に撮った、「臼田・勝間」行きを表示している旧カラーの千曲バスの写真が出てきましたので、紹介いたします。



長野22あ12-15の登録番号から、だいたい1984~85年頃の新車でしょうか。三菱ふそうエアロミディMK(P-MK116J?)です。1995年2月、上田営業所にて許可をいただき撮影させていただいたものです。


佐久上田線、72年にわたる活躍、お疲れさまでした…




上田市を走る上田バスの話題です。
2014年3月24日の記事で、清涼飲料メーカーであるダイドードリンコによる缶コーヒーのラッピング広告が、N-963号車からF-991号車に引き継がれたことを紹介しましたが、この車両の代替の時期にきたのか、さらに新たな車両へとラッピング広告が引き継がれました。

新たにダイドードリンコのラッピング広告車(上田バスでは3代目?)となったのは、東急バスから譲受した三菱ふそうエアロミディノンステップ車のF-061号車です。





▲ 東急バスから譲受したF-061号車(長野200か17-96)。2006年式の車両が上田バスにこれまで在籍していなかったため、トップナンバーの061番が振られています。


そして注目すべきは前の扉です。この部分はラッピングされなかったため、東急バス時代の銀色に赤いラインがしっかり残っています。
車検標章が6月登録のものなので、2020年6月に登録された車両ですが、上田バス塗装を経ずに導入当初からこのラッピングを纏っていた可能性も考えられます。



▲ 非公式側側面にも東急バス時代の名残が。グリル部分だけでなく、車体裾のラッピングが回っていない部分にはノンステップ車特有の赤/青のラインが見えています。





2021年7月7日から長電バスで運行中の「長野~東京間特急バス運行開始60周年記念塗装バス」にちょっとした変化が見られました。

記念バス1号車が、「信濃路」のヘッドマークを外した姿で運行されているのを確認しています。



▲ 長野駅前ロータリーを出発した[62]系統・東長野病院行きの記念バス1号車(1841号車)長電バス/信濃路」のヘッドマークがない姿での運行です。


ヘッドマークがないと、フロントガラス下の塗り分けがしっかり見られて、これはこれで嬉しい姿での運行ですね。
ただ、マグネットシートを使用したヘッドマークだと見受けられるため、運行中に外れてしまったのではないかとか、ちょっと心配でもあります(^^;


(10月3日追記)
10月になってから、1号車についていたヘッドマークが2号車についているのを確認しています。ヘッドマークは無事だったようで(^^)






長野市内を走る市街地循環バス「ぐるりん号」に、今年初めに導入された長電バスの日野ポンチョ・1823号車
前後の行先表示器には白色LEDを、側面にはフルカラーLEDを装備していますが、「交通安全運動実施中」はこんな具合に表示されます。






▲ 前後の行先表示器には、「交通安全運動実施中」の文字が、通常とは白黒反転した状態(白地に黒抜き)で表示されます。



▲ 側面の表示器には白地に赤文字(+黒で縁取り)で表示されます。


現在、「秋の全国交通安全運動」が行なわれております(2021年9月30日(木)まで)。
詳しくは、長野県警察のHPなどをご参照ください。(→リンクはこちら





2003年7月に運行が始まった諏訪湖周「スワンバス」
名前のとおり諏訪湖をぐるっと一周するコースで、地域住民の交通手段の確保や観光客の利便性向上を目的に外回りと内回りの2コースが設定され、諏訪湖周の岡谷市・諏訪市・下諏訪町の2市1町共同事業として外回り線はアルピコ交通(旧諏訪バス)が、内回り線はジェイアールバス関東が長らく運行を担当してきました。

しかし、2019年12月をもって、アルピコ交通は乗務員不足により運行継続が困難だとして撤退し、以降は地元のタクシー会社である諏訪交通に担当会社が変更されました。車両もアルピコ交通時代に使用していた専用車両が諏訪交通に引き継がれ、現在も運行されています。

先日、諏訪交通移管後の車両を初めて目撃しました。
アルピコ交通時代との差異は車体後部の裾に書かれた社名が変わったくらいで、アルピコ交通時代の社番もそのまま使用されています。





▲ アルピコ交通から諏訪交通に移籍したスワンバス専用車両の日野ポンチョ・19619号車(諏訪200か・110)。行先表示器は白色LEDが使用されています。



▲ 車体後部の裾に書かれた社名表記は「スワ交通」に変更されました。なお、車体に貼られた社番はそのままで使用されています。


ちなみにこのポンチョ導入と入れ替わりに、初代スワンバス用車両の三菱ふそうエアロミディMJ(30209号車)は引退しました。
ポンチョの車検標章が4月となっていますので、恐らく2019年4月に新車登録された車両だと思われます。この車両がアルピコ交通に在籍したのは、実質半年余りということになりますね。


(9月24日12:05本文修正)
いただいたコメントによりますと、初代スワンバス用のふそうエアロミディMJ(30209号車)も予備車として諏訪交通に移管され、健在であるとのことです。お詫びするとともに訂正させていただきます。





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