2010/02/19
【信南交通】 「ローカルバスの終点へ」を辿る
このところ、新しいネタの収穫がそれほど多くないため、過去に撮影した画像の紹介等でお茶を濁している状態が続いています(^^;
今回は、南信地方の話題を取り上げます。北信、中信、東信ときて、南信を取り上げたことで、長野県の4つのエリアを制覇することができました(^^)v
(長野五輪ネタももう少しだけあるのですが、先に新シリーズ(^^;のネタ振りだけしておきます。)
かつて、故・宮脇俊三氏が『ローカルバスの終点へ』という作品を世に出されたのをご存知でしょうか。
氏は、その作品の中で、長野県最南のローカルバスとして、信南交通の平岡(天龍村)~程野(旧・上村(現・飯田市))間の路線バスを紹介されていました。
現在は、三遠南信道の矢筈トンネルが開通したため、飯田市の中心から喬木村を経由してこのトンネルを通り、飯田~(矢筈トンネル経由)~程野~上町(旧・上村)~和田(旧・南信濃村(現・飯田市))~平岡と、路線バスで辿ることができるようになりました(注:本数が非常に少ないため、この区間を乗り通すには、飯田→平岡方向は途中の和田地区等で一泊する必要があります。)が、宮脇氏がこの地を訪れた当時は、まだ矢筈トンネルは無く、平岡を始発とするバスは、程野の停留所で終点となっていました。
以前、所用で南信地方を訪れた際に、飯田線の平岡駅前で宿泊する機会があり、その帰路に、飯田市までの間をこのバス路線に沿い(国道418号線~国道152号線)に走ってみましたので、信南交通の路線バスの中でも特にローカル色の濃い部分を何回かに分けて紹介してみたいと思います。
本音を言えば、この路線バス(この“遠山郷・和田線”は、純粋な信南交通の路線バスではなく、“市民バス”という位置づけになっているようです。)にも乗ってみたかったのですが、本来の目的である用事を足すにはどうしても自動車が必要だったため、今回はバス路線のトレースのみの紹介です。
まずは、起点の「平岡」停留所から…
飯田線の平岡駅前にあるにもかかわらず、停留所の名前は信南交通・村営バスともに単に「平岡」です。
平岡とは、昭和31年9月に平岡村と神原村が合併して天龍村となった際の旧村名が、そのまま集落の名前として残っているものです。
平岡駅は、村営の温泉宿泊施設を併設した駅で、列車から降りるとすぐに宿泊・入浴・飲食ができる便利な駅です。
(JR飯田線平岡駅に併設されている天龍村の村営施設。飲食・温泉・宿泊と3拍子揃っています!?)
(平岡駅改札のあるフロアから駅前を望む。右を通る道路は国道418号線。)
(信南交通のバス停看板)
(村営バスの看板。これ以上無いくらいシンプルなデザイン(^^;;; 村営バスは、駅と村営の温泉施設を結んでいる。)
この駅にやってくる信南交通の路線バスは一日1回(しかも平日のみ)、他に4便(土休日は3便)の運行がありますが、すべて“乗合タクシー”です。
その路線バスがこちら。現地に宿泊したからこそ、姿を拝むことができたわけです(^^;
上町発→平岡行きの始発バス兼終バスです(^^;;;
このバスがそのまま折返し平岡発→和田行きの始発バス兼終バスになります(^^;;;;;
車両は、意外にも(失礼)比較的新しい日野の小型車“リエッセ”でした。もっと年季の入った車両が来ることを期待したのですが、そのような車両は既に残っていないようです。が、この路線の乗車見込人員からすると、適切な車両選択でしょう。
この日、平岡まで乗ってきたのは、ご高齢の女性が数名だけでした。折り返しのバスに乗車したのも、1人か2人、それもやはりご高齢の方でした。
(もっとも、沿線に学校等があるわけでも無いですし、通学時間帯には馴染まないダイヤのため、そのような利用は見込めないのでしょう。)
ほんの数分でバスは折り返していきました。
以下、(不定期に(^^;)つづく。
今回は、南信地方の話題を取り上げます。北信、中信、東信ときて、南信を取り上げたことで、長野県の4つのエリアを制覇することができました(^^)v
(長野五輪ネタももう少しだけあるのですが、先に新シリーズ(^^;のネタ振りだけしておきます。)
かつて、故・宮脇俊三氏が『ローカルバスの終点へ』という作品を世に出されたのをご存知でしょうか。
氏は、その作品の中で、長野県最南のローカルバスとして、信南交通の平岡(天龍村)~程野(旧・上村(現・飯田市))間の路線バスを紹介されていました。
現在は、三遠南信道の矢筈トンネルが開通したため、飯田市の中心から喬木村を経由してこのトンネルを通り、飯田~(矢筈トンネル経由)~程野~上町(旧・上村)~和田(旧・南信濃村(現・飯田市))~平岡と、路線バスで辿ることができるようになりました(注:本数が非常に少ないため、この区間を乗り通すには、飯田→平岡方向は途中の和田地区等で一泊する必要があります。)が、宮脇氏がこの地を訪れた当時は、まだ矢筈トンネルは無く、平岡を始発とするバスは、程野の停留所で終点となっていました。
以前、所用で南信地方を訪れた際に、飯田線の平岡駅前で宿泊する機会があり、その帰路に、飯田市までの間をこのバス路線に沿い(国道418号線~国道152号線)に走ってみましたので、信南交通の路線バスの中でも特にローカル色の濃い部分を何回かに分けて紹介してみたいと思います。
本音を言えば、この路線バス(この“遠山郷・和田線”は、純粋な信南交通の路線バスではなく、“市民バス”という位置づけになっているようです。)にも乗ってみたかったのですが、本来の目的である用事を足すにはどうしても自動車が必要だったため、今回はバス路線のトレースのみの紹介です。
まずは、起点の「平岡」停留所から…
飯田線の平岡駅前にあるにもかかわらず、停留所の名前は信南交通・村営バスともに単に「平岡」です。
平岡とは、昭和31年9月に平岡村と神原村が合併して天龍村となった際の旧村名が、そのまま集落の名前として残っているものです。
平岡駅は、村営の温泉宿泊施設を併設した駅で、列車から降りるとすぐに宿泊・入浴・飲食ができる便利な駅です。
(JR飯田線平岡駅に併設されている天龍村の村営施設。飲食・温泉・宿泊と3拍子揃っています!?)
(平岡駅改札のあるフロアから駅前を望む。右を通る道路は国道418号線。)
(信南交通のバス停看板)
(村営バスの看板。これ以上無いくらいシンプルなデザイン(^^;;; 村営バスは、駅と村営の温泉施設を結んでいる。)
この駅にやってくる信南交通の路線バスは一日1回(しかも平日のみ)、他に4便(土休日は3便)の運行がありますが、すべて“乗合タクシー”です。
その路線バスがこちら。現地に宿泊したからこそ、姿を拝むことができたわけです(^^;
上町発→平岡行きの始発バス兼終バスです(^^;;;
このバスがそのまま折返し平岡発→和田行きの始発バス兼終バスになります(^^;;;;;
車両は、意外にも(失礼)比較的新しい日野の小型車“リエッセ”でした。もっと年季の入った車両が来ることを期待したのですが、そのような車両は既に残っていないようです。が、この路線の乗車見込人員からすると、適切な車両選択でしょう。
この日、平岡まで乗ってきたのは、ご高齢の女性が数名だけでした。折り返しのバスに乗車したのも、1人か2人、それもやはりご高齢の方でした。
(もっとも、沿線に学校等があるわけでも無いですし、通学時間帯には馴染まないダイヤのため、そのような利用は見込めないのでしょう。)
ほんの数分でバスは折り返していきました。
以下、(不定期に(^^;)つづく。