京浜急行電鉄の本線で、主に普通列車として活躍している800形に、1978(昭和53)年のデビュー当時の側面窓周りが白く塗られたカラーが復活しました。

4扉片開きの車体、3両1ユニットで急行普通として活躍を始めた800形ですが、600形の後継として1982(昭和57)年、快速特急用の2000形が登場すると、同形に同じパターンの塗装が採用されたため、800形は順次他の車両と同じ側面窓下に細い白帯が入るデザインに変更されていきました。1984(昭和59)年10月に819編成が塗装変更され、側面窓周りが白い塗装の800形は消滅したため、今回の「リバイバルカラー」は、約32年ぶりの復活ということになります。



▲ 11月12日(土)の貸切イベント列車での運行を皮切りに、翌13日(日)から一般営業を開始したリバイバルカラーの800形823編成。おでこに1灯の前照灯、片開き扉など、かつての「京急らしさ」を色濃く残す800形にあって、懐かしくも新鮮なカラーリングです!



▲ 編成両端には、鉄道友の会のローレル賞受賞当時の記念ヘッドマークを模したデザインのヘッドマークが取り付けられています。


新1000形6連の増備で引退が進む800形ですが、同じくリバイバルカラーで活躍する2000形2011編成との共演も楽しみです。





京浜急行では、中華民国交通部台湾鉄路管理局(台鉄)との友好鉄道協定締結1周年を記念して、2100形2133編成の「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」の車体・排障器に台鉄を走る客車(普快車)の車体デザインをイメージしたラッピングを施して運行しています。

当初、今年2月22日(月)から3月26日(土)までの運行を予定でしたが、6月初旬まで運行期間が延長されたため、先日の帰省時に撮影することができました。





▲ 台鉄の普快車と「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」の車体色が類似していることから、排障器にゼブラパターンを、また車体側面には白いラインをラッピングし、普快車のイメージに近づけた姿で運行している2133編成。



▲ 車両の前後には友好鉄道協定締結1周年を記念したヘッドマークが掲出されています。






今年も正月恒例となった、京急大師線を走る車両へのお正月デザインのヘッドマークの取り付けが行なわれています。
今年も、昨年同様に一般公募によるデザインが採用され、2種類のヘッドマークがそれぞれ2編成に取り付けられています。
今回も正月の帰省の途上、京急川崎に立ち寄り、記録してきました(^^)





1501編成1505編成に取り付けられたヘッドマーク。今年の干支である、さるの親子と「2016/川崎大師」の文字が可愛らしくデザインされています。





1513編成1525編成に取り付けられたヘッドマーク。こちらにはダルマをイメージしたさるがデザインされており、6/師」の文字がカラフルに彩られています。


今年の正月は天気が続いていましたが、訪れた時間が午後の遅めだったため、本線の高架の影がどんどん伸びてきてしまい、日が照っている部分と影の部分がハッキリ分かれる画像になってしまいました(^^;


少し古い話題なのですが…

先日、所用で東京方面へ出かけた際に、久しぶりに品川駅で京浜急行の撮影をしてきました。
その際、今年3月に世代交代した2100形「京急ブルースカイトレイン」のうち、先代の2157編成が赤塗装になっている姿を初めて見ることができました。





▲ 2005(平成17)年に「京急ブルースカイトレイン」として活躍するようになってから10年、2100形に順次施工されている車体更新改造のためその任を2133編成に譲り、京急標準カラーの赤塗装に戻った2157編成


車体更新改造に伴い、車端部の側窓が開閉式に改められていたり、非常口部分に京浜急行のマスコット「けいきゅん」が描かれたりと、外観が若干変化しています。

また、昨年末頃から、新無線装置の設置位置の関係で、前面の行先表示器が方向幕からLED表示に改造されており、フロントマスクのイメージにも変化が生じています。



この正月に京浜急行大師線のお正月ヘッドマークを撮りに行った際、新1000形のステンレス車が大師線で運行する姿を初めてみました。
恐らく、お正月で増発ダイヤを組んでいる中で、通常より多い運用車両が必要になったための措置だと思われますが、普段は1500形初期車ばかりの大師線で珍しいことと思いきや、インターネット上を検索してみると意外とそうでもないようで、1500形の検査時等に偶に見られるようです。



▲ 大師線で運行中の新1000形1469編成。新1000形(600形、2100形も同じですが…)にはヘッドマークステーがないため、お正月ヘッドマークも当然取り付けられていません。


そして驚いたのは行先表示のLEDです。
普段運行される1500形などの方向幕装備車は、昔から「川崎(京急川崎)⇔小島新田」という相矢式のコマを表示したまま線内を行ったり来たりしているのですが、LEDにも同じ表示が出されていたのです。



▲ 小さな文字で「京急川崎⇔小島新田」を表示した1469編成の行先表示器。LEDなら終点で自動的に「京急川崎」「小島新田」を切り替えるのもそれほど手間ではないと思うのですが…(^^;


恐らく、京浜急行では本線で8連と4連の異形式同士を併結した列車を頻繁に運行している関係で、行先表示器の表示内容は方向幕車とLED車で併せておく必要があるということなのでしょうが、何も支線の相矢式表示まで合わせなくても…と思う次第です。



毎年正月になると、京急大師線を走る車両をお正月デザインのヘッドマークが彩ります。
ここ最近は一般公募によるデザインが主流になっているようで、今年も2種類のヘッドマークが取り付けられています。
この正月は、短期間ながら横浜に帰省することができましたので、その途上で川崎に立ち寄り、短時間ながら撮影を試みました。





▲ 1505編成に取り付けられたヘッドマーク。今年の十二支であるひつじと「川崎大師」の文字が可愛らしくデザインされています。





▲ 1517編成と1521編成に取り付けられたヘッドマーク。こちらは京急の制帽をかぶったひつじがデザインされており、「2015」の文字が京急の電車と同じカラーになっています。


限られた時間での撮影だったため、ヘッドマークが取り付けられているのは3編成だけしか確認できませんでしたが、少なくとも1505編成と同じデザインのヘッドマークを取り付けられた編成がもう1本あるかもしれません。


昨年10月30日の記事で、京急1500形1637編成が1585編成に改番されたことを紹介しましたが、同様に改番された編成の2編成目を確認することができました。



▲ 本線~逗子線系統のエアポート急行に充当された、デハ1561を先頭にした6両編成。


この1561編成の中間に組み込まれたサハ1900形は、1925-1926でしたので、1601編成(1601-1602-1925(1605)-1926(1604)-1603-1606 ( )内はサハ1900形の電装解除前の元車号)からの改番車のようです。

まだ改番車自体が少ないため、新旧対照の法則が理解できていないのですが、1600番台の1500形は9編成(1601編成~1649編成)ですので、これがすべて1500番台に改番されるとしたら、1553編成~1585編成になるか、敢えて従来車と改番車の間を空けて1561編成~1593編成のいずれかになる可能性が高いのではないかと推測しています。


京浜急行では、2000形が1982(昭和57)年12月に営業運転を開始してから30周年になるのを記念して、2000形2011編成に登場当時の塗装(赤い車体に窓周りが白)を復活させ、昨年1月から運行しています。

今からちょうど1年前になりますが、リバイバル塗装化後の2011編成を撮影した画像がありますので、今さらながら紹介いたします(^^;
1998(平成10)年の2100形登場に伴い、優等列車用としての主役の座を譲り、3扉化や800形のように窓下に細い赤帯の塗装に変更されて活躍している2000形に、この塗装が施されるのは2051編成が2000年8月に2扉車としてのラストランを飾って以来12年半ぶりくらいのことになります。



▲ 金沢文庫~金沢八景間を行く2011編成。2000形は地下鉄乗り入れができない形式のため、主に朝夕の快特特急や、日中のエアポート急行に運用されています。



▲ 新逗子駅に停車中の2011編成。この部分だけ切り取ると、2扉車時代と何ら変わらない出で立ちに見えます(^^;





▲ 六郷川橋梁を渡って神奈川県から東京都へと進む2011編成のエアポート急行。快特でないのが残念ですが、俊足はいまだ健在です!


いずれしっかりと記録しなくては…と思いつつ早くも1年が経ってしまいました。予定されている約2年間の運行期間中に、チャンスは巡って来るでしょうか??


昨日の記事で触れた都営浅草線内の事故によるダイヤ乱れのさ中、品川駅で撮影した列車の中に、妙な運行番号を掲げたものがありました。
ようやく都営線内からの直通列車が京急線内に入ってくるようになった頃だったかと思うのですが、運行番号に「C」を付した快特が走ってきたのです。



▲ ステンレスの1000形1129F8連による快特・京急久里浜行き。よく見ると運行番号が…



「89C」になっています!


運行番号の「C」は、京急線内のみを走る特急列車に付されるのが一般的ですが、この時はダイヤ乱れの影響からか、なぜか都営線からの直通快特にこんな番号が付されていました。
この列車が品川を発車する15分ほど前に、本来なら列車番号1988H(SH)快特・京急久里浜行きがあったはずなのですが、この列車が約15分遅延~運行番号変更の措置を取った…と考えるのが一番しっくりくるような…??


最近、偶に乗るとよくダイヤ乱れに遭遇する京浜急行。先日は乗り入れ先である都営浅草線内の事故によってダイヤが大幅に乱れ、夜間にまで影響が続く事態に見舞われました。
夕方、ちょうど都心の用務先から出て品川駅に辿り着いたら大変な騒ぎになっていた-ということなのですが、特に先を急ぐ事情も無かったので暫くホームで様子を見ることにしました。

発車時刻の消えた案内表示板、そこに表示される列車でさえ二転三転を繰り返し、乗り入れ先からの車両も来なければ乗り入れ先への車両の遣り繰りも儘ならないという感じだったのですが、そんな中で1000形4連×2の8両編成が回送列車として3番線ホームに入ってきました。列車番号は「99C」を表示しており、明らかに“臨時に仕立てた”っぽい雰囲気の列車だったのですが、暫くすると横浜方の下り線へと出て行ってしまいました。

ところが上下線を渡すポイントを越えたあたりで停車したかと思うと、そのまま下り線を逆走して1番線に入って来たのです!
ちょうど上り列車も入って来るところで、上下線の列車が並走して1、2番線ホームに進入する状態となりました。



▲ 品川駅3番線に「99C」回送列車(詳細な列番不明)として入ってきた1465F+1409Fの8両編成。ステンレス車とアルミ車の混成編成です。



▲ 3番線から下り線へと転進し、ちょうど入ってきた上り普通列車(1307F 6連)と並走しながら入線してきました。



▲ 1、2番線にそれぞれ収まった2つの列車。1番線の列車は逆線進入の証しに尾灯が点いたままです。8両停目に4連口の1000形が停まっている=4+4の8両編成であるということになりますが、4+4の快特も通常はなかなか見られませんので、ダブルで珍しい光景を目にすることができました(^^;


そして、1番線に据え付けられた列車は運転主任さんから運転士さんに引き継がれ、89SH 快特 三崎口」を表示、すぐに大勢のお客さんを乗せて走り去っていきました。



▲ 品川始発として仕立てられたものの、本来は都営線からの直通列車に付される「89SH」の運行番号を掲げた快特三崎口行きとなりました。


ダイヤ乱れ時の復旧のテクニックについては、素人には凡そ分からない部分ばかりですが、その一端を垣間見たような気がしました(^^;


先日、ダイヤが大幅に乱れている京急に乗車する機会がありました。
態々狙って乗ったのではなく、遅れていても動いていれば目的地に着くことはできるだろうと思って乗ったのですが…途中駅で運転整理のために行先が変更されるという事態に見舞われました。

乗車していたのは889SH列車、さる10月26日(土)のダイヤ改正で消えてしまった三崎口~成田空港間をロングランする快特です。

所定のダイヤより40分以上遅れて着いた京急蒲田駅でしばらく停車する旨のアナウンスがあったので、快特・成田空港」の行先表示を記録しておこうと(この時は、希少な行先だということは認識していたものの、その後のダイヤ改正での消滅なんて考えてもいませんでした(^^;)、ホームへ降りたところ、行先を変更して泉岳寺止まりとする内容の放送が流れました。

無情にも方向幕は回りだし…その結果撮れたのがこんな行き先です。



快特・羽田空港」行き。京急蒲田駅のこのホームには絶対に入線することのない組み合わせです。



快特・三浦海岸」行き。かつての夏ダイヤを思わせるような行き先ですが…やはり上りホームには絶対に入ってこない行き先です(^^;



▲ 一応、快特・成田空港」行きに乗車していたという証を…(^^; 車内のLCDディスプレイに出ていた表示を撮ったものです。


以上、つまらない方向幕ネタでした(^^;


京浜急行と関係する乗入れ各社は、10月26日(土)にダイヤ改正を行ないましたが、この改正に伴って車両運用が変わった結果、京急車による珍運用の一つ、「浅草橋行き」の運用が消滅してしまいました。
この運用は、平日73H(2472H)、土休日63H(2462H)の運行番号が与えられ、青砥009発→浅草橋024着の普通列車として走りますが、1日1本だけの浅草橋行きで、京成押上線~都営浅草線の上り(南行)最終列車、かつ他社線内のみで完結する京急車のアルバイト的運用…と、“珍しいことずくめ”の運用でした。

今年夏、所用で都内を訪れた際、偶々宿泊先を浅草橋駅近くに確保していたのですが、ふとこの列車の存在を思い出し、こんな時でなければ見られない(乗れない)だろうと思い、夜更かしして出かけたのです(^^;
梅雨時の大雨に見舞われた日でしたが、浅草橋から乗った電車を押上で下車し、2472H列車の前運用となる2373H列車(押上始発の青砥行き普通列車)に乗り換え、青砥到着後にいったん改札口を出て再入場します。



▲ 1番線の発車案内表示。時刻はもうすぐ1日が終わろうとしている23時50分頃、この時間、すでに京急線方面へ直通する電車は終了しており、残るは都営浅草線を全線走る西馬込行きの終電と、浅草橋行きの終電の2本を残すのみとなっています。



▲ 青砥駅は、方面別にホームの階層が分かれているため、青砥止まりで到着した2373H列車の車両はいったん引上げ線に入り、西馬込行き終電車が出た後、1番線ホームに入線してきます。



▲ この日はシーメンス製インバータを装備する新1000形1033編成が充当されていました。昼間の喧騒がウソのように静かなホームに、乗客のほとんどいない電車が発車を待っています。



「普通 浅草橋」の行先表示。実際の運行中にこの行先表示を見るのはこれが初めてです。


日が変わって0時09分、8両編成の浅草橋行きは各車両に1~2名ずつ程度の乗客を乗せて青砥を発車しました。京成押上線及び都営浅草線の駅に1つずつ停まりますが、乗り降りはほとんどないまま15分後の0時24分に終点の浅草橋に到着します。



▲ 浅草橋に到着した終電。僅かな乗客が下車すると同時にドアが閉まり、行先表示も「回送」に変わりました。


終電ということもあり、これ以上駅に留まっていることができなかったため、この電車がどのように翌朝まで過ごすのかは分かりませんでしたが、浅草橋には押上方に車両留置・折り返しのための引上げ線がありますので、恐らくそこで夜明かしをして、翌朝の浅草橋始発青砥行き普通列車になるものと思われます。

この運用、10月26日(土)改正以降は都営車の担当になり、平日03T(2402T)、土休日09T(2408T)の運行番号になっています。
なお、以前からダイヤ改正ごとに運用される車両がしばしば変更されており、また京急車がこの運用を担当するようになるかもしれませんね(^^;




久しぶりの京急ネタです(^^;
先日、6連を組む1500形に「1585」という番号を付けた車両を見かけました。
製造当初、4連を組んで1500番台の番号を付されたグループは1552(1549編成)が最後のはず…とその時は不思議に思いましたが、どうやら従来車に対する改番が行なわれたようです。



▲ 日中の新逗子~羽田空港間のエアポート急行運用に就く1585編成6連。6連を組む1500形のグループは、近年他車との増解結を行なわない前提で電連が撤去され、本線の普通と新逗子系統のエア急運用が専らの働き場所となっています。



1585のアップ。中間のサハ1900形が1929-1930であったこと、またネットその他の記事等から、元1637編成(1637-1638-1929(1641)-1930(1640)-1639-1642 ( )内はサハ1900形の元車号)からの改番車のようです。


この改番は、800形の後継として製造されている6連の新1000形(1300番台)の増備が続くと番号が不足する(800形が22編成ですから、単純計算で132両の1300番台が製造されるとすると、明らかに1300番台を突破します。)ため、現在1500形が使用している1600番台をこれに割り当てるために空ける措置を取っているもの-との見方が強いようです。
そのため、1600番台の1500形(当初6連(6M)として製造されたグループ)は、いずれ見納めになるものと思われます。



今年10月21日(日)、京浜急行電鉄及び乗入れ各社局は、京急蒲田駅付近の高架化に伴うダイヤ改正を行ないましたが、そのトピックの一つとして挙げられるのが、羽田空港~成田空港を結ぶ空港間連絡列車として運行されている「エアポート快特」の種別識別色が、従来の緑色(京急線の快特と同じ色)から、オレンジ色(京成線のアクセス特急と同じ色)に変更されたことです。

先日、東京方面へ出かけた際、このオレンジ色になったエアポート快特表示を記録することができましたので、今日はそれを紹介したいと思います。





▲ 方向幕による種別・行先表示で、オレンジ色のエアポート快特を表示した例(600形604編成)





▲ フルカラーLEDによる種別・行先表示で、オレンジ色のエアポート快特を表示した例(1000形1153編成)



▲ ちょうど緑色の快特オレンジ色のエアポート快特が並びました。(2100形2149編成&1000形1153編成)


この変更は、京急車だけではなく、京急に乗り入れる各社局の車両も対象になるものと思われますが、私が撮影した日はまだ改正から日が浅かったためか、変更が済んでいないケースも見ることができました。



▲ 発車案内表示板では、オレンジ色でエアポート快特が案内されていますが…



▲ やって来た京成車(3700形3858編成)は、従来の緑色のエアポート快特を表示していました。ちなみにこの列車、品川以南の京急線内で見られる唯一の芝山鉄道乗入れ列車で、芝山千代田を終点としています。(行先表示器には、「(東成田)芝山」と表示。)


なお、京急関係に詳しいサイト等では、その後これらの車両も順次オレンジ色のエアポート快特表示に改められていっているとの情報もあり、緑色のエアポート快特表示はすでに見られなくなっているものと思われます。




アップしていない長野のバスネタが相当溜まっている(!?)のですが、たまには話題を変えて京浜急行ネタでも…(^^;

今年10月21日(日)、2000(平成12)年から行なわれてきた「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」の一つの区切りとして、京急蒲田駅付近(本線の平和島駅~六郷土手駅間及び空港線の京急蒲田駅~大鳥居駅間)が全線高架化されましたが、京浜急行電鉄ではこれを記念して、沿線の小学校に通う児童の絵画を車両に掲出した「京急さわやかギャラリー号」を10月21日(日)から11月30日(金)まで運行しています。

今回、「さわやかギャラリー号」に抜擢されたのは、2100形2173編成で、編成の前後には記念のヘッドマークが、また車体側面の扉脇には「未来の道と京急 絵画展」のポスターがそれぞれステッカーで貼付されています。
(詳細は、京急電鉄オフィシャルサイト「KEIKYU WEB」に掲載の10月19日付けニュースリリースを参照してください。)



▲ 2000形2061編成による「さわやかギャラリー号」が1999(平成11)年3月末で消滅して以来、凡そ13年半ぶりに京急線に“復活”した「さわやかギャラリー号」。今回は2100形2173編成が11月30日までの期間限定で運行されています。



▲ 編成前後のヘッドマーク。最近の京急でお馴染みのステッカータイプのものが貼付されています。



▲ 側面の扉脇に貼られた「未来の道と京急 絵画展」のポスター。車内には大田区内にある5つの小学校から募集した児童の絵画が展示されているとのことです。




今日も昨日に続き、京急関連ネタです。

先日、東京方面へ出かけた際に、品川→上大岡と(翌日に)横浜→品川間で京浜急行に乗ったのですが、その時にやって来たのが2回とも2100形2141編成でした。
別に狙っていたわけではないのですが、この編成はモーターがシーメンス製のままで更新されていない編成であるため、起動時のモーター音が音階を奏でる貴重な編成で、ラッキーでした(^^)



▲ 「ウィング号」2082A列車の品川→上大岡間に乗車、この時は一度だけでしたが起動時の「ファソラシドレミファソ~♪」を効くことができました。
(しかも、品川の出発時ですので、すぐに八ツ山鉄橋の速度制限に引っ掛かるため、本気の加速は味わえませんでしたが…(^^;)



▲ 車内の製造プレートに、「powered by SIEMENS」のロゴがあれば、「歌う電車」です(^^) 現在、全部で10編成ある2100形のうち、4編成が未更新のまま残っています。


さらに、この2141編成は、現在放送中のNHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の舞台が京急沿線の東京都大田区・蒲田であることから、番組の宣伝と蒲田地区を盛上げる目的で、「梅ちゃん先生」のラッピング電車として、車体の戸袋部分と中央の側面窓下にPR広告を貼り付けて運行中です。
(京急のHPのよりますと、「梅ちゃん先生」のラッピング電車の運行期間は、今年4月9日から9月末までの予定とのことです。)



「梅ちゃん先生」のラッピング電車として運行される2100形2141編成。



▲ 戸袋部分には、“梅ちゃん”の家族や近所の方たちの集合写真と、“梅ちゃん”を演じる堀北真希さんのポスターが貼付されています。



▲ 車体中央の窓下には、「ドラマの舞台は、大田区・蒲田」と書かれた広告が貼付されています。



▲ ちなみに、堀北真希さんのポスター(1両で4か所、1編成では32か所)のうち1枚は、何と堀北さん直筆の(!?)サイン入りです。さぁ、皆さんも探してみてください!


★ ☆ ★ ☆ ★


おまけに、こんなシーンを…



▲ 品川での停車中に、フロントガラスの汚れを水で洗い流す運転士さん。ホームに水道とバケツが用意されており、京急では自主的に洗車される運転士さんが結構います。


緻密なダイヤに高速運転…支えているのはこうした行動の積み重ねなのかもしれません(^^)




京浜急行の「ブルースカイトレイン」は、2100形2157編成の他に600形606編成が存在します。

2100形は比較的使用列車や運行区間が限定されているため、日中のA快特や平日夜間の「ウイング号」に狙いを絞ればかなりの確率で狙うことができますが、600形は都営浅草線~京成線方面への乗り入れ運用に使われる上に、京急線内でも快特に限らず特急やエアポート急行にも用いられることがあり、2100形に比べるとはるかに“狙いにくい車両”です。
そのため、2100形のブルースカイトレインの運用情報(行路表)は京急のHPで公表されているのに対し、600形の方は「(当日に)京急の案内センターへ問い合わせるように」との案内がHPに出ているだけです。

私自身も、2100形のブルースカイトレインは何度も見ているのですが、600形はというとほとんどその記憶がなく、写真という記録としても残っていない車両でした。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


少し前の話になるですが、ようやくその600形のブルースカイトレインを撮影する機会に恵まれました。
しかも、“ワンワールド アライアンス×京急グループ 共同キャンペーン”である「ワンワールド アライアンス フェア 2011」の開催をPRするラッピングを纏っている姿で、ダブルで貴重な記録となりました。
なお、「ワンワールド アライアンス フェア 2011」のPRラッピングの運行期間は、イベントの開催期間と同じ今年8月1日(月)から10月30日(日)までとのことだったようですが、少なくとも11月初旬までラッピングされたままの姿で走っていたようです。
(運行期間等の情報源は、京急HPのニュースリリースです。また、私が撮影したのは11月になってからです。)





▲ 初撮影となった600形ブルースカイトレイン606編成。しかも期間限定のラッピングというオマケまで付いてきました(^^;



▲ 車体には、「one world」のロゴと加盟する航空会社(※)のマークをあしらった飛行機の尾翼がデザインされたラッピングが施されました。



▲ 戸袋部分には、「one world」のマークと“世界750都市へ上質な空の旅/ワンワールドアライアンス”“12航空会社でマイルが貯まる/ワンワールドアライアンス”のキャッチコピーが表記されました。


(※) ワンワールド アライアンス加盟航空会社は…アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、日本航空、ラン航空、マレブ・ハンガリー航空、メキシカーナ航空、カンタス航空、ロイヤル・ヨルダン航空、S7航空の12社です。
(京急HPのニュースリリースより。航空会社の記載順もこれに拠りました。)




また東京のネタですが…それだけ今年は東京方面へ行く機会が多かったワケで(^^;

12月初めから(だと思われますが)、京浜急行では2100形ブルースカイトレイン(2157編成)に横浜駅東口地下街「PORTA
」のクリスマスラッピングを施して運行しています。偶然、平日夜間の「ウイング号」に充当されている姿を捉えることができましたので、紹介いたします。



▲ 品川駅3番線に停車中の2100形「ブルースカイトレイン」。フロントガラス下部及び側面戸袋部分等に、横浜駅東口地下街「PORTA」のクリスマスラッピングが施されています。



▲ 全面部分のアップ。





▲ 側面は2か所の扉ごとに異なるパターンのラッピングが施されています。青い車体に白いラッピングが良い感じを出しています(^^;


“歌う電車♪”として有名な京急2100形ですが、制御装置の更新で国産の機器に取り替えられつつあるそうで、既に約半数の2100形が発車時の音階を奏でなくなってしまっています。しかし、この2157編成はまだシーメンス社のインバータが健在で、賑やかに歌いながら品川駅を出発していきました(^^)




15日(木)にスカイライナーのブルーリボン賞受賞ラッピングの話題を記事にしましたが、京成線内まで写真を撮りに行った理由は別にありました(^^;

昨年7月に成田スカイアクセス線が開通した際、同線を経由して主に羽田空港又は上野と成田空港を結ぶ「アクセス特急」という種別の列車が設けられました。この種別には、京急(600形又は新1000形)及び京成(3050形及び3700形の一部)の車両が使われていますが、京急線~都営浅草線内では「エアポート快特」として運行されているため、この「アクセス特急」という種別を表示する列車は、京成線以東へ足を運ばないと見ることができません。そのために京成線内まで足を延ばした-というワケです(^^;

各社の車両が使用される中、どうしても京急の車両を使用した「アクセス特急」を撮りたかったので、時刻表から運行番号の末尾が「H」の列車に狙いを定めて待つことにしました。



▲ 品川から乗車した京急車のエアポート快特が、ちょうど「アクセス特急」になる列車だったため、下車した高砂駅で難なくゲット(^^)v



▲ 「アクセス特急」の地色は橙色で、「Access Exp.」の英文表記が併記されています。


逆方向の「アクセス特急」も撮りたかったため、次に京急車が来るまで1時間以上の待ち時間があります。
駅のホームから行き交う列車を撮ったり、駅周辺を散策したりして過ごしました。

そして…



▲ 新1000形でやってきた羽田空港行きの「アクセス特急」。


わざわざ逆方向の列車を待った理由はコレです。



▲ よく見ると、「アクセス~」の文字の前に飛行機のマークが描かれています。時刻表上は「アクセス特急」としか案内されていませんが、羽田空港へ向かう列車にはこの飛行機マークが入るようです。正確には「エアポートアクセス特急」?


このところ、ダイヤ改正のたびに新しい種別が設けられたり逆に従来の種別が整理されたり…と目まぐるしく変わる京急直通の各社ですが、京急車による「エアポート特急」(少々古いですが…)や「快速」(ピンクの地色の種別です。)などは撮ることなく終わってしまいました。



12月…いつもの年なら、もう少し寒くなっていてもいい時期のような気がするのですが、今年はまだまだ暖かいと感じるのは私だけでしょうか??

長野はともかく、東京はもっと暖かいようで、先日訪れた際も黄色く色づいた葉をふさふさと茂らせたイチョウの木をあちらこちらで見かけました。

品川駅-東京へ出かけて時間があると、手軽な京急電車のウォッチングポイントとして良く足を運ぶ場所ですが、ホームの先に第一京浜国道(国道15号)沿いのイチョウ並木が見えました。



▲ 品川駅の少し南、八ツ山橋付近で新1000形のSH快特同士の擦れ違い。その右側には色鮮やかなイチョウ並木が見えます。



▲ イチョウの中の信号機? 色合いが上手く再現できていないような気もするのですが…それは腕の限界というもので(^^;;;



▲ 品川駅に停車中にすぐそこまで迫る後続の電車。このギリギリの運行形態が京急の魅力でもあります(^^;



▲ 赤い電車を黄色く染めるイチョウ並木。この不規則な窓配置は、3扉化後の2000系の特徴ですね。



▲ 品川で切り離されたSH快特の後4両。第一線を後継の2100系に譲った2000系ですが、まだまだ「快特」の表示が似合います。




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