2011/07/24
【雑記帳】 渋谷駅前の元東急電鉄デハ5001号
松本電鉄の保存車両である5000系(デハ5005+クハ5006)に青ガエル塗装が復活することに関連してこんな話題を…
元東急電鉄の5000系は、車体の軽さ及び18mという短い車体長から地方私鉄への譲渡例が非常に多く、長野県内では松本電鉄のほか、長野電鉄と上田交通(当時、現・上田電鉄)にも同様に譲渡された5000系車両が活躍していました。
このうち、上田交通に譲渡された5000系8両(2両編成×4編成 なお、それ以前にも旧型車両と連結できるよう改造された車両が2両譲渡されています。)は、1986(昭和61)年から1993(平成5)年まで活躍しましたが、この中には5000系のトップナンバーであるデハ5001号(上田交通でも同様にデハ5001号を名乗っていました。)が含まれており、上田交通を引退した後は再び東急に里帰りし、1954(昭和29)年に登場した当時の姿に復元の上、同電鉄系列の東急車輛製造(横浜市金沢区)にて保管されてきました。
それが2006(平成18)年になって、同車の運命が急転します。それまで東急車輛製造の工場内で一般の目に触れることなく保管されてきた同車が、渋谷駅前にて展示・保存されることになったのです(渋谷区への譲渡という扱いのようです。)。
なお、展示に当たっては、18mの車体を11mに短縮の上、台車や床下機器を外し、いわゆる“ダルマ”の状態になって再び私たちの前に姿を現したのです。
先日、東京へ行った際に時間があったので、そのデハ5001号に再会してきました。私自身は、上田交通での引退運転が行なわれた1993年5月以来、18年ぶりのことです。
▲ 渋谷駅前広場(田園都市線・半蔵門線の地下駅への入口階段の脇)に展示・保存されている元東急電鉄デハ5001号。車体が18mから11mに短縮され、側面の扉が2か所になったため、まるでBトレインショーティの実物版!といったところです(^^; 車体の短縮や床下の撤去など、鉄道車両の保存形態としては残念の一言に尽きますが、これからも渋谷を訪れる方たちに愛され、大切に保存されることを願っています。
元東急電鉄の5000系は、車体の軽さ及び18mという短い車体長から地方私鉄への譲渡例が非常に多く、長野県内では松本電鉄のほか、長野電鉄と上田交通(当時、現・上田電鉄)にも同様に譲渡された5000系車両が活躍していました。
このうち、上田交通に譲渡された5000系8両(2両編成×4編成 なお、それ以前にも旧型車両と連結できるよう改造された車両が2両譲渡されています。)は、1986(昭和61)年から1993(平成5)年まで活躍しましたが、この中には5000系のトップナンバーであるデハ5001号(上田交通でも同様にデハ5001号を名乗っていました。)が含まれており、上田交通を引退した後は再び東急に里帰りし、1954(昭和29)年に登場した当時の姿に復元の上、同電鉄系列の東急車輛製造(横浜市金沢区)にて保管されてきました。
それが2006(平成18)年になって、同車の運命が急転します。それまで東急車輛製造の工場内で一般の目に触れることなく保管されてきた同車が、渋谷駅前にて展示・保存されることになったのです(渋谷区への譲渡という扱いのようです。)。
なお、展示に当たっては、18mの車体を11mに短縮の上、台車や床下機器を外し、いわゆる“ダルマ”の状態になって再び私たちの前に姿を現したのです。
先日、東京へ行った際に時間があったので、そのデハ5001号に再会してきました。私自身は、上田交通での引退運転が行なわれた1993年5月以来、18年ぶりのことです。
▲ 渋谷駅前広場(田園都市線・半蔵門線の地下駅への入口階段の脇)に展示・保存されている元東急電鉄デハ5001号。車体が18mから11mに短縮され、側面の扉が2か所になったため、まるでBトレインショーティの実物版!といったところです(^^; 車体の短縮や床下の撤去など、鉄道車両の保存形態としては残念の一言に尽きますが、これからも渋谷を訪れる方たちに愛され、大切に保存されることを願っています。
この記事へのコメント
こんにちは。
東急の旧5000系は、私にとっては、思い入れ深い車両です。信州の全私鉄で走っていた頃が懐かしいです。話が長くなるので省略します。
さて、渋谷駅のモニュメントになった旧5000系をみたとき、ショックを受けました。なんで短くしちゃたの。辛いです。宮崎台駅の施設(笑)にペコちゃん(200形)と一緒においてほしかったです。同志と感じます。なお、私事でございますが、私のナガブロのプロフィールの写真に、渋谷駅の旧5000系を使っています。
Posted by 地方局マニアのつか at 2011年07月29日 16:01
>> 地方局マニアのつかさん
こんばんは(^^)/
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
旧デハ5001号の利用形態の選択にあたっては、それぞれの思いというものがあるのでしょうが、当時の取り得る選択肢の中では最善のものだったのでしょうね。
当然、解体という選択肢もあったでしょうから、その姿を留めてくれただけでも良しと思わなければいけないのかもしれません。
もちろん、「電車とバスの博物館」での保存というのは理想的かもしれませんが、施設のスペース的に難しいのかもしれませんね…
Posted by ホリデー横浜 at 2011年07月31日 00:28