【京王電鉄G】 復刻塗装が採用された路線バス(その3)

ホリデー横浜

2013年12月04日 22:55

今年、電車・バスが開業して100周年となる京王電鉄グループで運行されている、路線バスの記念復刻塗装車。第三弾は京王バス東・永福町営業所のD31311号車です。



▲ 1980(昭和55)年に登場したワンロマ車(※)に採用された塗装(通称「初代ワンロマ塗装」)を纏うD31311号車。(QKG-MP37FK 京王バス東 永福町営業所所属) ベースは昨日の記事で紹介した「路線車旧塗装」に通じるものがありますが、ラインのパターンが若干凝ったデザインになっています。


この塗装は、中央高速バス富士五湖線をバックアップするために製造された三菱ふそうMP118Mに採用されたそうで、一般路線と高速・観光の両方に使える特殊仕様のバスであることを識別するために特別塗装を施していたものです。繁忙期には高速バスの続行便として活躍したそうですが、ブルドッグが中央道を行く姿なんて想像するだけで凄そうです(^^;



▲ リアは「路線車旧塗装」とほぼ同じデザインに見えます。このカラーリングでは、ラインパターンの関係上、「京王帝都」の旧社名表記はラインと同じ朱色で書かれています。


3日間にわたって紹介した3台が、新宿駅西口周辺で見ることができる記念復刻塗装車のすべてのようです。
あともう一種類、「2代目ワンロマ塗装」があるのですが、京王バス南・南大沢営業所、京王バス中央・府中営業所、京王電鉄バス・八王子営業所に在籍しているようで、残念ながら新宿では見られませんでした。


(※) ボディとシャーシは路線バス、座席はロマンスシートという双方の特徴を備えた仕様のため、「ワンマン・ロマンス(略称ワンロマ)車」と呼ばれた。(参考:京王バス公式HP バス図鑑)

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