【アルピコ交通】 貸切車からの転用改造車、02191号車
8月19日(金)の記事で紹介した02192号車とほぼ同時にアルピコ交通長野支社(旧川中島バス)に加わった、貸切車からの転用改造車のもう1台を記録することができましたので、紹介いたします。
こちらも02192号車同様に、フロントの行灯部分及び乗降扉上部への行先表示器(LED)が設置されており、車内もワンマン運行に必要な機器類を装備しているものと思われます。
また、車体の標記類も「アルピコハイランドバス」から「アルピコ交通」に変更され、「貸切」の文字が抹消されています。
▲ ホテルメトロポリタン長野を発車して長野駅東口に向かう「02191号車」。2015年冬シーズンのダイヤでアルピコタクシーによるマイクロバスで運行されるようになっていた特急バス・長野~大町線ですが、今年の春夏ダイヤから再び大型バスによる運行に戻っています。それと同時に、1往復がホテルメトロポリタン長野~長野駅東口間を延長して運行されるようになりました。
なお、路線転用改造及び長野支社への転属に伴い、登録番号が「長野200か15-08」に変更されています。
▲ 02191号車のタネ車と思われる22061号車(松本200か・227)。タネ車候補のもう1台である22064号車と比べると、フロントガラスのワイパーアームの黒い塗装の擦れ具合(赤い丸を付した部分)が、この22061号車の方が酷似しているように見えます。
ちなみに、02191号車では乗降扉脇にハート形のステッカーが貼付されていますが、これは昨年9月にアルピコ交通が公益社団法人日本バス協会の「貸切バス事業者安全性評価認定制度」の認定評価委員会で、一つ星の認定を受けたことによるもので、本来であれば路線転用改造に伴って撤去されるべきものと思われますが、残ったままとなっています。
(02192号車は撤去済み。上の22061号車の画像では未貼付となっていますが、これは撮影が昨年4月のものであるためです。)
▲ そしてもう一つ、タネ車の推定に至った部分が側面後部のグリル付近の錆び具合です(画像では小さすぎて分かりにくいですが…(^^;)。なお、リアに貼られている八都県市の排ガス規制適合標章の傾き具合が、22064号車とは異なるため、こちらも02191号車=22061号車であると推定した根拠となっています。
社番は、04189号車との間が1台飛んでいますが、松本営業所にいる24413号車が04190号車に改番されているようで、これの続番を取ったことによるものです。
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