【アルピコ交通】 貸切車からの転用改造車、02192号車
8月になって、アルピコ交通長野支社(旧川中島バス)に新たに貸切用の日野セレガR GJが高速(特急)路線用に転用改造された車両が加わっています。そのうち1台を撮影できましたので、紹介いたします。
▲ 新たに「02192号車」の社番が振られた、元アルピコハイランドバスの貸切用の日野セレガR GJ。長野営業所に転属したようで、登録番号も新たに「長野200か15-09」が取り付けられています。
新社番の上2桁が「02」ということで、2002年式の車両がタネ車となっているようですが、該当する車両は「バスマガジン Vol.78」の車両リストに拠ると、松本営業所に所属する22061、22062、22064号車の3台のみのようです。
このどれに該当するかを推測したところ、次の2点から22062号車(松本200か・228)が当該車両ではないかと思われるという結論に至りました。
▲ 松本営業所所属時代の22062号車。上2点の画像に赤い丸を付けたとおり、運転席部分の窓の下に貼付された、排ガス規制適合標章のうち、大阪市の流入規制に架かる水色のステッカーの擦れ具合が一致すると判断しました。
そしてもう1点はリアの状況から。
▲ 上は02192号車、下は22062号車です。タネ車候補の3台を比較したのですが、リアに貼られた八都県市の排ガス規制適合標章の貼付位置(それぞれの画像の赤い丸を付した部分)が、この車両だけ高い位置にあります(他の2台はブレーキランプ等のすぐ上にある。)。
以上の2点から、02192号車=22062号車ではないかと思われます。
また、この他2台のリアのダイナミックストライプの紫色と桃色の擦れ具合が酷似しているような気がするのですが…
なお、路線用への転用改造に伴い、フロントの行灯部分及び乗降扉上部への行先表示器(LED)の設置が行なわれています。このほか、車内には運賃箱や降車ボタンの設置等が行われているものと思われます。
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