【バスの日】 川中島バスミステリーツアーレポ(その4)

ホリデー横浜

2009年09月23日 23:00

9月20日(日)

大塚南(川中島バス本社) 15:01-16:15


ミステリーツアーもいよいよ終盤、ここで川中島バス本社のある大塚南へ立ち寄ります。
まずは洗車機で長旅の汚れ(?)を落とします。乗ったまま洗車機へ突入! 水と洗剤が勢いよく噴き出し、窓の周りが一瞬真っ白になります。








ここではツアー参加者だけのためのバス部品即売会や構内の車両撮影会を開いていただきました。
部品即売会は、最近廃車になった車両から取り外した車内名札差し、方向幕、座席や、廃止となったバス停の看板などが売られていました。




即売品の一部。右下のバス停は、何と“上越観光バス”の物です! 「渋谷」というのが何とも笑えます。そういえば、国道19号沿いには「新橋」というバス停もありますね(笑)。

構内撮影会では、各バスの駐車列ごとに10分程度の時間を設けていただき、それぞれ思い思いに撮影することができました。








自社発注車としては最初の冷房車、平成4年式の三菱エアロスター。2台揃って車体の更新を受けたようで、スーパーホワイトがベースのカラーに変わっています。行先表示器も方向幕からLEDに取り替えられました。その一方で、前扉脇の「MMC」エンブレムはしっかり健在です。








妙高営業所から検査のために里帰りしていた40548号車の姿もありました。この車両、元は戸隠方面で活躍していた40768号車です…って、側面の社番標記がそのまんまですね(笑)。お遊びで「謹賀新年」を表示してくれました。





中型車のブースには、廃止代替路線等を支える車両が並んでいます。今日は日曜日、ほとんどの車両はお休みです。





貸切車のブースにずらりと並んだ日野セレガGJ。スーパーハイデッカーがこれだけ並ぶと壮観ですね!
右から2台目、2337のナンバーを付けた車両は、最近アルピコハイランドバスから移籍してきた車両だそうです。





そうこうしているうちに、あっという間に16時を回り、そろそろ長野駅東口へ向けて出発しなければならない時刻です。
名残惜しいですが、参加者一同40018号車に乗車します。

全員が揃い、大塚南に別れを告げる出発をし、構内を半周したところでバスが突然停車しました。
「40018号車が不調のため、代わりの車で長野駅東口までご案内します。申し訳ありませんが、お乗り換えをお願いします」との案内がされると、一同呆気に取られた様子に。ここで、予想だにしなかったサプライズが待っていました!

不意に停車し、車が不調とのアナウンスがされた40018号車の一行。停車したのは工場棟の前でした。

「こちらの車両で長野駅東口までご案内します!」




シャッターが開くと、中から現れたのは納車されたばかりという高速バス用の最新車、40973号車でした。
ポカンとした表情から、歓喜の表情に変わる参加者たち、もちろん私も例外ではありません(^^;





(川中島バス40973号車 長野200か・973 日野 PKG-RU1ESAA ジェイバス 2009年 自社発注車 セレガ)















僅かな時間の中で少しだけサービスをしてくれました。LEDに、廃止された「上山田温泉・屋代駅」「特急 甲府・竜王」「特急 成田空港」などを表示(^^;





(残念ながら、こちら側からのアングルが順光でした…orz)




まだ納車されたばかりのこの車両、眩しいばかりの輝きです。前日19日の長野~松本線を一往復しただけだそうで、私たちは2番目の乗客ということになるそうです。





内装は、55人(45人+補助席10人)乗り(+運転手1人)のトイレなし車両です。長野~松本線などでの使用を想定しているそうです。



改めて出発、国道18号バイパス~上千田交差点~日赤前交差点~ABN前交差点を経由し、長野駅東口には約20分で到着、本当に名残惜しいですが、ここで下車です。


長野駅東口 16:35







ツアーは本当に楽しくて、朝ここから40018号車に乗ったのが、ついさっきのような錯覚を覚えました。
改めて一日の間、常に楽しい企画を提供してくださった川中島バスのスタッフの皆さまに、この場でお礼申し上げます。そして運転手さんにも同じく感謝します。
当たり前の話で失礼かもしれませんが、山道の狭隘区間ばかりのドライブだったにもかかわらず、マニュアル車に乗っていることさえ忘れさせてくれるようなスムーズな運転技術に感服いたしました。またご縁があったら、ぜひ運転をお願いしたいと思う方です。

そして16時45分、私たちを乗せてきた40973号車が長野駅東口を後にしました。







また次回、楽しい企画をしてくださるのを待っています!>>川中島バスさま


(おわり)

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