【川中島バス】 97180号車登場!

ホリデー横浜

2013年05月05日 23:40

川中島バスに新たな高速バス用車両が登場しています。
昨年11月10日付けの記事で紹介した96156号車同様、貸切用車両からの転用改造車で、標記のとおり97180号車の新社番が付与されています。



▲ 貸切車から新たに高速用車両として再デビューした97180号車。トイレ無し仕様ですので、平日は県内高速バスや特急バス、土休日には新宿線等への増車対応が可能な車両として活躍するものと思われます。この日は高速バス・長野~松本線で運行されていました。



▲ 従来、「ALPICO」の行灯が設置されていた部分には、LEDによる行先表示器が設置されました。なお、側面窓上部にも行先表示器が設けられています。このあたりの仕様は96156号車と同じものと思われます。なお、屋根上には旧社番が貼られておらず、直接的に元車両を特定する材料が見当たりません。また、登録番号は「長野200か12-32」に変更されています。





▲ 後方を両側面から。96156号車のように、高速バス用の路線名表示板を差し込む枠が設置されておらず、元車両は純粋な貸切車だったのではないかと推測されます。



97180号車の新社番。元の社番はキレイに消されており、光の加減で元社番が見えないかな…という望みも叶いませんでした(T^T)


なお、新社番が貼付されている位置は、元社番を消したと思われる跡がかなりの幅を取っており、恐らく「貸切」の表記も一緒に抹消したものと思われます。さらに、車体後方裾部の「アルピコ交通」の社名標記が貼付されている位置も、同じく元社名を消した跡が長い幅になっており、「松本電鉄」「諏訪バス」のように短い社名ではなく、「アルピコハイランドバス」の文字を消したのではないかと推測されます。

以上の状況証拠(^^;と、乗降扉脇のステッカー類の貼付状況、リアのテール/ブレーキランプ上部に貼られた“八都県市~”のPM減少装置取付済みのステッカーの位置、公式側ダイナミックストライプの紫色の部分(パネル分割部が特に)の擦れ具合から、元車両は松本電鉄バス(アルピコハイランドバス)の27410号車(松本22あ18-30)(KC-MS822P)でほぼ決まりではないかと思われます。

ちなみにこの車両、1997(平成9)年の新製当初は諏訪バスに配置されており、当時の社番は30874号車(現在の30874号車松本230あ・874とは異なる車両です。)でした。


♯ 余談ですが、従来から在籍している車両の新社番化が進むにつれ、下3桁の車両固有番号は、上2ケタの年式順に並ぶのではないかと考えていたのですが、今回の97180号車は、9816898169号車と年式・固有番号が逆転してしまっており、ますます新社番の謎が深まってしまいました(^^;;;



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