【アルピコ交通】 諏訪支社の30312号車が上高地線代行バスで運用!

ホリデー横浜

2021年10月22日 22:40

アルピコ交通(松本電鉄)上高地線代行バスの話題から…

10月13日(水)の記事で、渚駅近くに設けられた折返し場所のスペースの関係から、代行バスとして運行できるのは中型車に限られることとなった旨を紹介しましたが、本社松本営業所の所属車両だけでは足りない分を補うため、諏訪支社(茅野営業所)から30312号車が応援に入っています。



▲ 松本~渚間の上高地線代行バスの運用に入る30312号車。諏訪バス(当時)が2001年に新車で導入した日野レインボーHRの9m車で、導入当初はアルピコグループ唯一の存在でした。2019~2020年にかけてラッピングされたシルバー人材センターの広告施工時に、側面扉の脇に設けられていたサボ受けが撤去され、なおかつ側面の行先表示器が未設置であるため、「列車代行」の貼り紙で対応しています。



▲ 非公式側~リアの様子。2010年に行なわれた「信州デスティネーションキャンペーン」のPRステッカーがリアガラスに残ったままなのはご愛嬌でしょうか。また、リアガラスにカッティング文字で貼られていた「環境にやさしいアイドリングストップバス」の文字がいつの間にか剥がされています(2019年のラッピング施工時?)。


30312号車が導入された当時は、まだご当地ナンバーの「諏訪ナンバー」ができる前ですので、松本ナンバーで導入されています。
今回の代行バスへの応援に際し、登録番号の変更が行なわれておらず、単なる一時的な貸し出しなのか、正式な転属なのか判断がつきかねるところです。

ところで、この30312号車、車体に描かれたロゴに特徴があるのをご存じでしょうか。
ノンステップ車(一部はワンステップ車にも)に表示されるピクトグラムの傍らに書かれたロゴが、通常はEasy Step-inとなっているところ、この車両はNon Step Busとなっているのです。
長野地区や松本地区に導入された車両にはこのタイプのロゴは存在せず、恐らくこの車両と同じく諏訪バス(当時)が2003年に導入したふそうエアロミディノンステップ車の30315号車の2台のみの存在ではないかと思われます。



▲ ピクトグラムとともに描かれたロゴが特徴的な30312号車。車体両側面も同様です。




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